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フィリップ・シーモア・ホフマンについて [actors]

3月上旬のアカデミー賞授賞式から1ヶ月以上経ってしまったし、旬はすぎきったトピですが、主演男優賞に輝いた
フィリップ・シーモア・ホフマンPhilip Seymour Hoffmanについて少し (^-^;

 

1967年7月23日、アメリカはNY州生まれ。高校時代はレスリングに明け暮れていて(なるほどね~な体格!)けっこう有望な選手だったのに、突如演劇に目覚めたとか。その時のことを本人は、「女性にモテたかった」と白状してます。その後、ニューヨーク大学はTisch School of the Artsに通い演劇を専攻し、まずは舞台俳優として頭角を現す。私の映画友達は、「ブギーナイツ」より後だったと思うけど、彼の舞台を観にNY迄飛んだんですよー(なんて物好きな・・・って思ってました)たしか一緒に写真も撮ってきて、その写真を焼き増ししてくれたハズ(探さなきゃ~)

 

よく、デブ(失礼)は芸達者っていいますが(?)、彼こそはその道の第一人者じゃないかと信じております。そんな彼のおススメ映画作品集を---

 

 

セント・オブ・ウーマン/夢の香りアル・パチーノが6度目のノミネートの末、ようやくアカデミー賞を獲得したこの作品。パチーノは良かったけれど、以降の彼の作品は、どれを観てもこの作品の時の役にどこか被ってるような気がしてならない。フィリップの役は、たしかクリス・オドネルの同級生(意地悪な秀才)だったと思うけど、これを観た時点じゃ彼のことはちっとも意識してなかったから微妙。マチガッてたらご一報を。この作品は、フィリップをみるというよりは、作品がよいから是非観て欲しいなぁって思います(上映時間3時間でも、良い映画なら時間は気になりませんよ)。

その後、ジョンキュ君(ジョン・キューザック)の「Money for Nothing」なんて映画や(ベニチオ君も名を連ねてますね~面白そう、かも。)、今は別れてしまったアレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーが共演した「ゲッタウェイ」にも出演しているようです。「男が女を愛する時」はワンシーンのみらしい。

 

ノーバディーズ・フール

ノーバディーズ・フール

  • 出版社/メーカー: ジーダス(JSDSS)
  • 発売日: 2003/05/23
  • メディア: DVD
ポール・ニューマンのこの作品にも。これ、ちょっと淡々としてて年配者の心情に共感はしなかったけど、案外好きだった。なのにフィリップの存在はちっとも覚えてませんね。作品としてはこういう「気がつけばジーン系」も時にはいいです。
 
 
ハードエイト コレクターズ・エディション 私の大好きなPTAの作品やし、ず~~~っと前から気になってて「観よう観よう観よう」って思ってるのにまだ観てないんです。でも、観てない私がいうのもなんですが、これは絶対面白いと確信してますよ~!
 
 
ブギーナイツ

「ツイスター」は飛ばして~コレですよね、コレ!フィリップの役はそれはもうよく覚えてます☆マーク・ウォールバーグ演じる主人公に片想いするちょとキモ可愛い(?)ゲイのマイク係りの青年でした。もちろんインパクト大!この作品以来、彼の名前を知ることに。これは観る度にスルメのように味がしてくるんです。ポルノ業界に身をおく悲哀に満ちた人間模様が淡々と描かれ、ラストには度肝を抜く映像が。でも、DVDだとボカシなのかな~?(つまらん)

ワンダーランド駅で

フィリップの登場はほんの数分ですが、トリッキー且つヒステリッキー(笑)な役どころを演じてます。これはフィリップうんぬんかんぬんよりも、年頃の女性(この場合、20代後半から30代前半かな~)には是非とも観て欲しい1本です。生き方そのものに対して真剣になればなる程、扱いにくい人・・・って捕らえられてしまう。でも、縁って何処にああるかわからない不思議なものなのです。それに、ボサノバ音楽がとても心地よいんですよ。

ビッグ・リボウスキ【廉価版2500円】フィリップは、お金持ち・リボウスキ家の執事、登場シーンは少なめです。これはほんとに笑えるんですよ~。渋谷のシネマライズにて鑑賞したんですが、あそこのスクリーンって少し上すぎると思いませんか?首を上げる感じな上に笑いすぎちゃって、その後えらい痛かったのを覚えてます。映像もえらい凝ってて芸術映画ともいえる。ブシェーミの悲惨度は「ファーゴ」より軽し。
 

ハピネスそしてとうとうこの作品にやってきちゃいました。知ってる方はご存知の通り、作品を通して変態一色といった感じ。私は引いてしまって余り笑えなかったけど、NYにフィリップの舞台を観に飛んだ友達は大笑いだったらしい。これはおススめかというと微妙やけど、好奇心旺盛な人は是非どうぞ☆しかし、フィリップの「ここ迄やるか!」的な演技には敬服しますね。こういう役をやる日本人俳優は皆無ですよ。しかもちゃんとその演技が評価されるんですから、アメリカだって捨てたもんじゃない。

フローレス (初回限定生産)期待はずれもいいとこだった「パッチアダムス」の後スグの作品。デ・ニーロと対等に渡りあった辺り、将来大物になる予感はプンプンに漂わせていたのかも~。フィリップのドラッグクイーン振りはなかなかですよ。それに、ストーリーも予感させるように転ばない所は面白かった。元旦から「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観てかなりブルーになってしまった私を救ってくれた(元旦からはしご映画した2本目だった)んです。

 

 

マグノリア<DTS EDITION> 「マグノリア」を観た年は、これと「トラフィック」が私の中じゃ年間一位だったっけ。私はコレ、予告を観てもいつも泣けてしまうんですが、賛否両論ハッキリわかれる作品だったように覚えています。私は劇場にて続けて2回観たくらい気に入ったけれど、観てる間中いつ終わるかと時計ばっかり気になったって知り合いもいました。エピソードの絡み具合、トムクルの熱演、俳優のアンサンブル、個々を深く掘り下げた群像劇、ラストの力強さを感じる奇跡とetc etcと、どれをとっても光るものがありますね。メイキングも面白いです。フィリップは、人のいい介護士を演じてますが、それ迄変人役が多かった彼の為に、PTAが素顔の彼に近い「素朴ないい人」という役柄を作ったとか。 
 
あの頃ペニー・レインと

フィリップは主人公が憧れる伝説のロック・ライター役。登場回数は少ないけれど、主人公に多大な影響を与える重要な役として作品を締めてます。ストーリーも温かく、思春期の成長を見守るような内容になっていて好感度高し。この作品にナニゲにあった深みが「エリザベスタウン」には皆無だったことが残念。

 
この後も、「パンチドランク・ラブ」、「レッドドラゴン」、「25th Hour」や「コールド・マウンテン」と続きますが、私の中じゃ「あの頃~」迄がフィリップの初期の快進撃となんとなく捉えています。紹介作品が多すぎるけど、それもこれも彼の出演作に私好みなものが多いということかな~。それにしても彼、アカデミーのスピーチの時、犬の遠吠えやらなかったですね~<参照>(残念)やって欲しかったけど、本人的には一生モノやしね。
 
 
それにしても、、、
 
 
 
「カポーテ」はやく観せてーーー!!!
 
 
<このブログのタイトルも変えた~い>

nice!(9)  コメント(13) 
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こんにちは。上の映画は一応全部観ていますが、特に印象に残ったのは『ハピネス』ですかね。変態役がはまっていましたね(笑)。『カポーティ』も観ましたけど、本物がどんな人か知らないので、似ているのかよくわかりませんでした。次は『M:I-3』ですね。悪役初挑戦(かな?)に期待してます!
by (2006-04-25 20:23) 

hanashinobu

イエイエ、旬は過ぎてません。
私も興味有だった(興味はあるけどタイプではありません)ので知りたかった人です。印象は「冷たい」「いじわる」系の役が多そうだよなー。と思ってましたが、映画での彼はほとんど観てないかも・・・私は。でもどっか記憶に残ってるような・・・・。
「カポーティ」観てみたいです。(レンタルでもいいから)
by hanashinobu (2006-04-25 20:38) 

coco030705

こんにちは。
「カポーティー」ですが、上映は秋ごろになるとか。日本って、
遅れてる~~!!アカデミー賞の記憶に新しいときに、上映して
欲しいですよね。(プンプン)
「セント・オブ・ウーマン」は好きな映画です。アル・パチ-ノの
熱演がすごかった。フィリップの存在には気がつかなかったなぁ。
この中では、「マグノリア」を見てみたいと思いました。
それにしても、蟻銀さんはよくご覧になってますね。(尊敬)
by coco030705 (2006-04-25 21:24) 

bone-shaker

この中では、「セント・オブ・ウーマン」と「ハピネス」を見たことがありますよ~。ただ、両方とも彼の存在は覚えてませんが…(苦笑)。
「セント~」はとにかくアル・パチーノにつきるなぁと。最後のパチーノの「演説」にわたくしはすっかりやられてしまいましたよ。
「ハピネス」はアイルランドにいた時に、たまたま見る機会があったんですが、映画云々よりも見終わった後の周りの反応が面白すぎましたよ。なんせ女の子はみんなドン引きでしたからねぇ(笑)。
by bone-shaker (2006-04-26 00:33) 

こんばんは~
自分はフィリップ・シーモア・ホフマン好きだと思ってたけど・・・
いやいや、蟻銀さんに比べたら恐れ多い感じです(笑)
私はポール・トーマス・アンダーソンの作品で好きになったので、それ以降って感じなんだよね。あまり役者では映画観ないし、だからこの作品群のなかでもPTAの4本と、『ハピネス』、『あの頃ペニー・レインと』、『レッド・ドラゴン』くらいしか観てないかな。
『ハピネス』は劇中で歌われていた歌が猛烈に印象に残ってるなぁ~。フィリップ関係無いけど(笑)。トッド・ソロンズ最高!!!
by (2006-04-26 01:43) 

berry

ブログのタイトルを変えちゃうの?
まあね、確かに今はスコットランドじゃないけど。
どんな風に変わるか楽しみです。
今日の記事はひたすら勉強をしたと思っています。しっかり読みました。はい。
by berry (2006-04-26 18:15) 

クリス

>katoyasuさん
nice!&コメントありがとうございまーす♪
「ハピネス」の変態役、ハマってましたよね~(苦笑)私は、あのデンワのシーンが忘れられないとです。「カポーティ」は、鑑賞前に本物の声とか写真を探してみようかと思います。
「M:I-3」は、私はきっと観ると思うけど、トムクルの評判がた落ちだし興業的に失敗しそうな予感が・・・。スタッフやキャストの決定もすったもんだありましたもんね。でも、フィリップの悪役は楽しみだな~。

>hanashinobuさん
コメントありがとうございまーす♪
私も、フィリップはタイプやないけど興味津々系なんです。冷たい、意地悪役よりも、変な人系が多くて嫌でも印象に残りますよ(笑)ただ、素顔の彼は「マグノリア」の時の役らしいから、素朴で心の優しい人なんじゃないかなって思ってます。

>coco030705さん
nice!&コメントありがとうございまーす♪
ほんっと日本って、公開の早いものと遅いものと極端すぎませんか~?(怒)秋に「カポーティ」公開じゃ、フィリップの存在が、この記事以上に旬じゃなくなりますよねぇ。
映画を観るのは、映画が好きな気持ちと暇さえ作ってしまえばいいんですから、やっぱり質の高い作品を世に送りだしているクリエイターの方々に敬意を払いたいと思いますよ。

>Y君
nice!&コメントありがとさん♪
「ハピネス」観たんや~(笑)なんか意外やねぇ。でもやっぱ、女の子はひくよね。ある意味、とても勇気のある作品(監督)で印象的やけど。
「セント~」のパチーノはダンスシーンがほのぼのとして良かったな。もちろん、スピーチの所も良かった。最近の彼は、作品選びがしっかりしてない気がするよ。

>トチオさん
nice!&コメントありがとうございまーす♪
私も、PTA映画で彼のこと知って好きな役者になったんですよ。でも、彼ってPTA以外にもちゃんとした映画を作ろうとしてる監督たちに愛される役者なんやなって、こうやって彼の出演作並べててシミジミ感じましたよ。「ハピネス」の挿入歌?覚えてないですよ~!I LOVE NEW JERSEY Tシャツ着てたギター野郎だったら覚えてるけど・・・。トッド・ソロンズは只者じゃないですよね☆

>berryさん
nice!&コメントありがとうございまーす♪
いやぁ、タイトルどうしよっかなぁ~?って時々思い出したように考えはじめるんですが、なんかどれもこれもピンとこなくて帰られず仕舞・・・。私のない頭で考えるだけじゃなく、なんかヒントになりそうなものが落ちてないか、ネット検索してみまーす。
by クリス (2006-04-27 22:46) 

そっかぁ…もうスコットランドではなくなっていたんですね。。
残念です。。
私は来年親友の結婚式でまたスコットランドへ行きます♪

フィリップのような役者って凄く忙しいんだろうなと
いつも思うんですよね。あれもこれも気付けば出てるw
彼のような役者は加齢とともにどんどん出番が増えますよね。
親しみやすいルックスと、芸達者ぶりは正に鬼に金棒☆
凄いなぁ。。
by (2006-05-03 09:27) 

クリス

そうなんですよ~、スコットランドから帰ってきちゃいました。今頃、いい季節になってるだろな~って思いつつも、久し振りの日本の暮らしも過ごし易いですね。
フィリップは、なにやらしても格好がついて、しかもなにか光るものを持ってるってすごいですよね。それって、男前だとか関係ないんですよね。
by クリス (2006-05-10 00:45) 

敏 悌次

>このブログのタイトルも変えた~い
そうでしょうね・・・、期待しています。(笑)
本当は「今更聞けない」のですが、「蟻銀」さんのネーミングのわけを教えてください。
by 敏 悌次 (2006-05-23 23:17) 

クリス

あー、、、ちっともいい案>タイトル が浮かびません!

「蟻銀」というネーミングはですねぇ、ちょっと恥ずかしいんですがうちの彼の名前に漢字を「当て字」したんです。蟻=antと知って少し怒ってましたが(笑)
初めてトルコへ行った時、洒落のつもりでトルコ人の名前に漢字を「当て字」した所、えらい好評でみんなに頼まれて頼まれて参っちゃいました。
by クリス (2006-05-25 23:28) 

まなてぃ

蟻銀さん、こんばんは。まなてぃと申します。はじめまして。(^^)
まずは、「フル・モンティ」のNiceありがとうございます。
フィリップ・シーモア・ホフマンさん、今回、ミッション:インポッシブルⅢで
私は初めて知った役者さんだったのですが、この映画の中で、一番、
燦然と輝き!印象に残った俳優さんでした。いずれ、レンタルで彼の出演
した作品を観たいとは思っていた矢先に、この指南役にもなるブログに
出会えたのはラッキーでした。(^^)v
出演時間が多そうな「ハピネス」や「マグノリア」は是非、鑑賞して
みたいですね。
またうかがわせていただきまーす。これからもよろしくです。(^-^)/
by まなてぃ (2006-07-23 23:05) 

クリス

まなてぃさん、こんにちは!
こちらにもコメント、ありがとうございます♪
ホフマンは、MI:3を締めてましたよね~。「マグノリア」の時の、トムクルとの競演関係とは打って変わって、緊迫した雰囲気が2人の間を流れ、やっぱりアメリカの役者ってすごいなぁと思いました。ホフマンこそカメレオン役者だと思いますね。
by クリス (2006-07-26 10:41) 

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