クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) <Les Rivieres Pourpres 2 - Les Anges Del' Apocalypse> [film reviews]
前作の続編。ジャン・レノは続投していますが、ヴァンサン・カッセルに代わり『ピアニスト』のブノワ・マジメルが相棒をつとめます。脚本はリュック・ベッソンのオリジナル。彼は、ハリウッドに渡って映画の勉強をした経歴があるようですが、それが良い効果としてあらわれたのは、『レオン』が最後かもしれませんね。
フランス・ロレーヌ地方の修道院、壁に掲げているキリスト像から謎の血液がしたたったことを皮切りに、奇怪な連続殺人が起こる。この事件を追いかけていたニーマンス警視(ジャン・レノ)と、イエスの姿をし、肩を打ち抜かれた謎の者を保護した刑事レダ(ブノワ)のケースが結びつき、イエスと十二使徒にまつわる奇妙な事件を捜査することに---
作品のプロットとしては非常に面白いネタをサスペンスに持ってきたなという感はあったが、脚本を担当したベッソンか、監督の意向なのかわからないけれど、殺害方法がどんどん仰々しくなっていくのは、レクター博士の『ハンニバル』のように作品と陳腐にしてしまったところがある。又、ネタばれになるけれど、十二使徒になぞらえた者達が次々に狙われるが、追う警察は十二人分、最後迄後手に回ったところなど、「シゴト振りの悪さ」をみせつけられたような気がした。『セブン』はそんな違和感も感じなけれど。
最大の不満は、全編に渡るダークな色使いな為に、キレイなブノワの顔がよくみれなかったことかな(笑)やっぱり彼の魅力を堪能したいなら、『ピアニスト』がおススめやなぁ。
こんばんわ!
この作品、前作ともですが、非常に分かりづらい部分が多かったように思います。
おどろおどろしい雰囲気はいいのですが、なにぶん映像が暗すぎるところと、ツメの甘さは、両作とも気になりましたね。
特に今作は、タイトルが関係ないってのはまぁOKとしても、ご都合主義が気になる1本になってしまいました。
ジャン・レノも、「レオン」なんかも好きなんですけどね・・・
by Catcat44 (2007-03-02 00:00)
こんばんは~
前作はナチ絡みだったのに、本作は宗教方面に行ってしまったシリーズですね(^^)
サスペンス・ミステリーだった前作に比べると、やけにアクション性が強くなってしまった感が残るかな。
『ピアニスト』は良い映画だったし、イザベル・ユベールも嫌いではないのですが、どうにもあの変態チックな感じにやや引いてしまった記憶が!
by (2007-03-02 02:22)
LICCAさん、こんにちは♪nice!をありがとうございます。そうですよね、私は相方に翻訳する為に、シーンごとに一時停止してたせいで解りづらかったのかなって思ってたんですが、やっぱり作りに問題がありましたよね。ジャン・レノは作品を選ばない、フランス版デニーロっぽいです。持ち前の良さが発揮できる映画に絞って、『ピンクパンサー』なんかは頼むから止めて欲しいと切実な思いでいます、、、。
トチオさん、こちらにもコメントとnice!をありがとうございます♪
前作とは作風が変わり、タイトルも変えたら良かったのになと思った一本です。『ピアニスト』は言葉に言い表せない映画ですよねf^-^; なんかもう、すごいとしかいえません。はつらつとしたブノワが気に入ったのに、ビノッシュと子供をもうけてショックでしたー。
by クリス (2007-03-02 16:20)