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ダーティハリー3 (1976) US <The Enforcer> [film reviews]

   ちょっと前から前髪パッツンのボブ(というかおかっぱ)風な髪型にしていますが、皆の風あたりがキツくて(笑)良い・悪いが30/70の状態。うちの部のエンジニアのおじさん達は昔を懐かしむのか 「いいよ、いいよ」っていってくれるし、帰国子女の彼女は「アメリカじゃ流行ってるよ」っていってくれていました。しかし、映画クラブのメンバーには「麗子!」と呼ばれています。なぜかというと、麗子像に似てるらしい↓。


そして、この前の日曜日に又切ってきたら、「新麗子!」と呼ばれるようになりました・・・。やっぱいけてないのかな~。


   乱暴ぶりを刑事課長から咎められたハリーは、人事課へ配属される。しかし兵器庫に過激派グループが押し入り、バズーカ砲をはじめ大量の武器弾薬を強奪した。巻き込まれて相棒のフランクが死亡したことから、ハリーの怒りが爆発。殺人課へ戻り新米の女刑事・ムーアと共に過激派を追うが---
   
ダーティハリーシリーズも、もう三作目。一作目のカルトな雰囲気がなくとも、全然許せてしまうところにきてしまいました。クレイジーな過激派をもってきても、娯楽作・エンターテイメント化したシリーズの流れは止められず、しかも止めなくても好くなってしまった分、気楽に観る作品としてはもってこいかと。
   また、今作は音楽がイイ。特に屋根越しにハリーが犯人を追うシーンの曲のポップさ!作品のポップな雰囲気づくりに、おおいに貢献しています。クレジットをみてみると、音楽がラロ・シフリンからジェリー・フィールディングに変わっていて、やっぱりなと。なのにシリーズ4、5作はまた元に戻っていてちょっと残念デス。
   特筆すべきは、ハリーサイドに女性の存在があること。それも恋人とかじゃなく刑事として。自身の相棒をつとめることになった彼女を、最初は邪険にも扱うけれど、しだいに彼女を認めていくハリーの変化。そして二人の微妙な距離感に、こそばゆい思いがしました。
70年代というこの時代に、バリバリの女刑事を仕立てるあたりは、社会的なメッセージも軽くこめられていた気がします。


社会派???エンターテイメント

ダーティハリー3

ダーティハリー3

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: DVD

◇監督:ジェームズ・ファーゴ 『ダーティファイター』、『ライディング・エッジ』
◇脚本:スターリング・シリファント 『夜の大捜査線』、『グラスハープ/ 草の竪琴』 
     ディーン・リーズナー 『追憶』、『ダーティハリー』、『恐怖のメロディ』

◇撮影:チャールズ・ショート 『遥かなる西部/ わが町センテニアル』
◇音楽:ジェリー・フィールディング 『ジョニーは戦場へ行った』、『がんばれ!ベアーズ』

◇出演:クリント・イーストウッド 『恐怖のメロディ』、『マディソン郡の橋』
      タイン・デイリー 『女刑事キャグニー&レイシー』<TV>、『うちへ帰ろう』
     ハリー・ガーディノ 『ダーティハリー』、『ネオン・エンパイア』
     ブラッドフォード・ディルマン 『史上最大の作戦』、『追憶』、『新・猿の惑星』
     ジョン・クロフォード 『ソロモンとシバの女王』、『昼下がりの衝撃』 


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kaoru

クリスの麗子像、想像できるわー。
あんた、微妙に体でかいんだから、迫力あるんじゃないの?
笑えるわー。
それでスーツ着てんのかー?
by kaoru (2008-01-20 22:51) 

クリス

あはは。
最近は、微妙に体小さくなってきたんよー。イギリス時代の友達を驚かせてる。
麗子とか(ちび)まるちゃんとか呼ばれてるけど、実はけっこうこの髪型気に入ってる。カチっとしたスーツは着てないけどね、毎日それなりの格好してってるよ☆
by クリス (2008-01-25 08:30) 

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