Brassed Off! film location ＜映画 『ブラス！』 ロケ地＞

　　　大のイギリス映画好きとなったキッカケともいえる、1996年の作品　『ブラス！』。

　　　北イングランドの小さな町にある炭鉱。そしてそこに働く炭鉱夫は余暇を通じてブラスバンドを結成していたが、炭鉱閉鎖のニュースに動揺が隠せない。しかし希望を失ってしまった彼らを救ったのは、音楽だった。炭鉱夫としての威信と町の期待を一身に受け、全英大会決勝が開かれるロイヤル・アルバート・ホールを目指す－－－というストーリー。

　　　これを観る迄は、特にイギリス映画を意識して観た記憶がなく、爽やかにカウンターパンチを食らった作品といえます。作品のスマッシュヒット（？）により、映画のモデルとなった、"グライムソープ・コリアリーバンド" が日本にもやってきました。生「威風堂々」を聴いたときは、彼らのバックグラウンドが重なり感極まってしまいましたね。

ブラス!

• 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
• メディア: DVD

　　　本来なら、作品の舞台となった北イングランドのロケ地を廻りたいところですが、今作のロケーションは、ヨークシャーの各地というくらいしかわからないのが残念。『リトル・ダンサー』のロケ地はダラムの地域HPにも載っていたのになぁ。そんなこともあって、写真はバンドが全英選手権のために遠路はるばる乗り込んだロイヤル・アルバート・ホールです。クラッシックのコンサートのみならずポップスもやるし、スポーツ（ボクシングとか）もやるし、ロンドンの夏の風物詩「The Proms」の会場にもなる、ロンドンいち有名なホールです。2009年10月には大相撲のロンドン公演もあるとか。1871年に建てられた伝統的な古いホールなのに、懐の深いところがイギリスらしいですね。

　　　このホールは、中身もかなり魅せてくれます。ちょっと古いミュージカル劇場よりも規模が大きい分、圧倒されるし。ここへくるのは3回目かな？クリスマスイブにきた時は、みんなの幸せ一杯な盛り上がりがホールを包みこんでいたっけ。

　　　私たちが行った日は、「Strictly Gershwin」というタイトルのもと、昔のクラッシックハリウッド時代の映画音楽を支えたGeorge Gershwinの楽曲を集めた上、英国バレエ団とコラボレートしたもの。バレエ団の華やか且つ色とりどりな衣装と軽やかな演奏が心地よかったなぁ。しかも、バレエ団を上からみるといういつにない角度からの鑑賞だった為、バレエ団みんなの踊りにより一体感を感じました。

　　　そんな風に楽しんだものの、うちの父はグーグー寝ててちょっとガッカリしたんですけどね。到着した次の日からあちこち連れまわしすぎたなと、反省もしました。

コメント 4

外観からは想像できないほど美しいホールの内装ですね。
こんな劇場でミュージカルとか観てみたいなあ。
すごい！
by ken (2008-09-22 13:29) 

kenさん、
私が訪れた数少ない劇場の中じゃ、いちばんですね（笑）
nice!をありがとうございます。
by クリス (2008-09-23 00:08) 

こんばんは！
なつかしいです。私もイギリス遊学当時、2，3回行きました。
学校から申し込んで、クラシックのコンサートでした。
素敵な劇場ですよね。「ブラス」の中でも出てきましたね。
嬉しかったです。休憩時間にお酒も売っているのが、日本と違って
いいなと思いました。（確かそうですよね。記憶が薄れているので（笑）
私はいつもWhite coffeeでしたけど。（＾＾）
観客は、立見席はジーパンの人がいたり、高い席は着飾ったご婦人がいたり、自由なんだなあとびっくりした次第です。
by coco030705 (2008-09-23 23:49) 

cocoさん、
そうですね、お酒も販売しています。ミュージカルにつきもののアイスの販売があったかどうか、ちょっと定かじゃありませんが。
学生の頃は、立見席に座り込んでいましたね。安かったし(^-^;)
服装の自由な感じも好感持てます。その人々の立場によって、楽しみ方があって。日本だと、ちょっと堅苦しい印象がありますね。
nice!をありがとうございます。
by クリス (2008-09-24 23:29)