不思議惑星キン・ザ・ザ (1986) Soviet Union <Kin-Dza-Dza> [film reviews]
Tsutayaディスカスを使うようになって、6か月余り。気になった作品は、マメに予約リストに入れるよう心がけていますが、順位や在庫状況をよくチェックしておかないと、忘れた頃にやってくる作品もけっこう多い。
今作も、そんな一本でした。
これをSF映画と呼ぶことに多少の違和感は感じますが、れっきとした惑星のハナシです。
不思議度合が飛びぬけていて、キツネにつままれたような心持ちのまま観続けること15分余り。
爆笑してしまいました。
2人のロシア人が、宇宙人のテレポートボタンを誤って押してしまい、キン・ザ・ザ星雲の砂漠の惑星プリュク にテレポートするところから、ストーリーははじまります。
爆笑シーンは、この惑星の支配者チャトル人と被支配者パッツ人の挨拶、「クー」。
これは、なにが面白いとか説明しようがなく、とにかく騙されたと思って観て欲しい感じ。
ロシア人2人は、果たして地球に帰れるか? を扱ったロードムービー的作品です。
とにかく進行具合が非常にゆるく、けだるい雰囲気がむんむん漂うんですが、反面、資源の貧しい惑星とはいえ階級差があり、資本社会。
そんな中、いわゆるヒューマンらしい心を持つのは、ロシア人の2人。彼らの情的行動によって地球への道は遠ざかっていきますが、そんな優しさがあるからこそこの作品がカルト的に支持されるんだと、納得がいきました。
◇監督:ゲオルギー・ダネリア 『私はモスクワを歩く』、『嘆くな!』
◇出演:スタニスラフ・リュブシン 『私は20歳』、『五つの夜に』
エフゲニー・レオーノフ 『トロイカ』
懐かしいですね!!
学生の頃に観て、爆笑したのを思い出しました♪
ホントに笑っちゃいますよね、この挨拶の空気感とゆうか間とゆうか・・・。
また観たくなっちゃいました!
by u_yasu (2009-03-03 00:42)
言葉じゃ説明できない面白さでしたよね。
ゆるゆるの空気感が好きです。
nice!をありがとうございました。
by クリス (2009-03-03 06:01)
私たちすごく頑張りました、ほら手作りですよ!みたいな
一生懸命さがにじみ出てる作品ですねよ。
頑張りどころを間違っているのがまた可愛らしい。
調子っぱずれのバイオリンの物悲しさも素敵でした。
by CORO (2009-04-15 20:50)
バイオリンのぽぉーんって音、今も耳に残ってます(笑)
nice!をありがとうございます。
by クリス (2009-04-16 00:16)