"Shakespeare in Love" "Four weddings and a funeral" Film Location <映画 『恋に落ちたシェークスピア』『フォー・ウェディング』 ロケ地> [film locations]
「Postman's Park」からさほど遠くないところに、この教会はあります。
今はCityと呼ばれる金融街として有名なエリアですが、ロンドンが都市として発展する起源となったエリア。ガラスカーテンウォールをはじめとする近代的なビルが多い中、ひょんなところにとてつもなく古い建物が存在することもあります。
さっそく中をみてみましょう。
『恋に落ちたシェークスピア』は、第71回アカデミー作品賞を受賞した、ジョン・マッディン監督作。コメディが作品賞を獲った数少ない例といえますが、実際、この作品のストーリーはよくよく練られていると思います。スランプに陥っていたシェークスピアがヴァイオラと出会い、「ロミオとジュリエット」を思いつく。許されぬ恋に溺れる2人が、舞台に上がってロミオとジュリエットにも扮するが、やがて別れが訪れる。
別れの後にシェークスピアが書くストーリーが、『十二夜』(男装したヴァイオラが主役)。この展開に、唸った人は多いはず。いつ観てもキュンとする、大好きな作品です。
セント・バーソロミュー教会は、喧嘩によって友を亡くしたシェークスピアが、責任を感じて祈りにくるシーンに使われています。ヴァイオラともこじれ傷心の彼は(自業自得なところもありますが)、神にもすがる思いだったんですね。
教会の中をくるくるすると、なんとなく覚えのあるパイプオルガンが(写真右)
ヒュー・グランドをアイドルにした『フォー・ウェディング』中、4回目の結婚式としても使われています。ただ、この作品を観たのは遠い昔だったこともあり、なんとなくしかイメージが沸きませんでした。
写真を大きくしてみても・・・観直してみないとなんとも。
教会とその事務所をつなぐコリドー。ここは定かじゃありませんが、シェークスピアとヴァイオラが語らいを持った気がします。写真手前の売店においては、映画のポスターが売ってました。
教会(写真左)はメインのストリートから奥まったところにあります。メインからみえるのは写真真ん中のような姿。両隣の建物とひっつきもっつき、支えられているようにもみえます。
最後の写真(写真右)はオマケです。教会のすぐそばには、『ブレイブハート』のウィリアム・ウォレスが処刑された跡所があるんですね。「1305年8月23日に、この碑の近くにて処刑された」と記されていました。
この碑をみて、数日後に控えたスコットランド訪問に思いを馳せました---
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