When in Rome *November 15, 2010* Part 3. [diary]
去年、イタリア映画にどっぷりハマったときに、大ファンになってしまったのはフェデリコ・フェリーニ監督。ストーリーテリングならルキノ・ヴィスコンティやヴィットリオ・デ・シーカ監督のほうが優れているけれど、監督の人柄、イマジネーションをかきたてる空想劇、マルチェロ(マストロヤンニ)との友情と数あるエピソードを知り、気がついたらとても惹きつけられる存在になっています。
監督がアイデアを練るのによく使ったというカフェが、ポポロ広場の脇にあります。上の写真はそのカフェ内にあり、撮影時期はフェデリコがアカデミーの名誉賞をもらったとき。アカデミーを数回獲っている監督がはじめて式に姿を現し、プレゼンターはマルチェロとソフィア・ローレンでした。このとき既に体を壊していて、フェデリコはこの後しばらくしてこの世を去りました。
病身の、そして旅行嫌いな監督をハリウッドへいく気にさせたのは、妻ジュリエッタ・マシーナでした。愛人の噂がたえなかった監督と生涯を共にし、大海のように監督をいつも包み、拠り所となった彼女。名誉賞受賞時の監督のスピーチは、「ジュリエッタ…どうか泣かないでおくれ」。泣ける。写真を撮ってるわたしも、ガラス越しに写り込んでいるのがうれしく感じます。
こんばんは。
素敵なお話ですね~。
丁度いい位置に写っているじゃないですか?^^
by kuwachan (2011-05-06 01:06)
ね、偶然なんですけどね。nice!をありがとうございました。
by クリス (2011-05-08 23:53)