アニー・ホール (1977) USA <Annie Hall> [film reviews]
ずっと前から、私のDVDコレクションにあった「Annie Hall」を遂に観ました。みなさんは、落ち込む時に観たい映画って、底抜けに楽しいものですか?それとも更に落ち込むようなもの?私は、その時の落ち込み度にあった、あまりハッピーじゃない映画を選びます。
ウッディ・アレン作って、好き嫌いの別れる所ですよね。私も、「魅惑のアフロディーテ」は、ミラ・ソルビーノ(美女)と、ウッディ(・・・)が恋に落ちるような展開に違和感を大いに感じてしまって、ダメでした。でも、「ハンナとその姉妹たち」は、よくありそうなストーリーなのに、とにかく滑稽(特にマイケル・ケイン!)。又観たいなぁって思います。
さて、この「アニー・ホール」、それこそ日常の普通のカップルの間に起こりそうなことを魅力的に描いていて、「そうそう!」と思うシーンが幾つもありました。それにウィットがきいてて、アニー役のダイアン・キートンと「ゴッドファーザー」を観に行こうとしたり(笑)、映画待ちの列を作ってる間に、そこにいるはずもない人がひょいと現れたり、後は、お互いの心の気持ちが字幕に現れるところなんて、その字幕(心の気持ち)と実際の発言を比べられて、こういうことってあるわ~~~とクスクス笑ってしまいました。
このシーンです。
2人にはやがて別れがやってきて(それを知ってて観てました)、それも自然な流れに感じられます。演出や脚色はいろいろあったのに、なんというか自然な作品なんです。ウッディの理屈(インテリ)野郎振りも、徹底されてるから嫌な感じを受けないし、なんか面白いって感じる。もう一度、理屈っぽい彼の理論をゆっくり聴いてみたい。(日本語字幕はないし、アメリカン英語はニガテなんです。英語字幕を追っかけてました。でも、時々ついていけなかったり)
クリストファー・ウォーケンが、ほんのちょい役になってます(アニーの弟)。エンディング観る迄、気づかず。昔の映画って、「え~、あの人がこんな役してんの~」っていう発見もよくあって楽しいですね。
ウディのおススめとしては、やっぱり「ギター弾きの恋」。とてもいいです。ニューオリンズの人々を助けようと、穴の開いたボートに専属のカメラマンを乗せて漕ごうとしたショーン・ペン主演・・・。このニュースを聞いて、少しファン度が下がったような・・・。だって、専属カメラマンはいらんやろ~っって思いませんか???
おはようございます。
「アニー・ホール」は、ウディ・アレン作品のなかでも、何度見ても面白い作品ですよね。
私はアニーが真夜中に、部屋にクモがでたからといって、ウディを呼びつけ、また彼がおおあわてで、アニーのもとに駆けつけて来るところが好きです。
こういうのって、女性心理を知り尽くしているウディだからこそ、描けるんですね。女って、つまらないことでも自分の言いなりになってくれる男性がすきなんだと思います。それを逆手にとったら、プレイボーイになれます!
by coco030705 (2005-09-15 07:34)
ココさんこんにちは☆
そうそう、クモの為に呼ぶなんてって最初はぐずぐずいってたのに、ドタバタの挙句始末して、アニーに「いなくて淋しかった」なんていわれちゃうんですもんね、女ってこういう感じかもって思ったシーンです。私は巨大海老のシーンが好きかな~。なんにしても、ウディは女をよくわかっていて怖いな~~~。
by クリス (2005-09-15 18:52)