007/カジノロワイヤル(2006) UK＜Casino Royale＞ [film reviews]
去年観たのにアップが伸び伸びになってしまったこの映画、今更な感もあります (^-^; 映画総括 in 2006 Part 2.にも書いたように、ダニエル・クレイグは去年のパーソナル大ヒット。『ミュンヘン』の渋い存在感から『レイヤーケーキ』の母性をくすぐる立居振舞いに翻弄され、この作品の公開はソワソワしてしまうくらい楽しみにしていました。
感想は、皆さんとほとんど一緒。アクション、展開申し分なく、最新機器の楽しみはなかったけれど、Mのプライベートが覗けたり、ダニエルの魅力満載って感じだった。ボンドガールとの絡みに中だるみも感じたけれど、概ね良かったかなという印象。ピアーズ・ボンドの好きな点は、彼の仕草がとても美しいこと。『トーマス・クラウン・アフェア』しかり、特に手がしなやかな所は最大の魅力だった。（この魅力はケビン・スペイシーにも通じる。彼も仕草がとても綺麗。特に『LA～』は）ダニエルも、次回はもっとスマートなボンド作りをするのかしら。
実はこの作品を観るにあたって、二つの残念なことがあった。一つは反対するウェブサイト、"Daniel Craig is not Bond.com"が立ち上がり、誹謗・中傷する書き込みがされていることをダニエル本人が知り、とても傷ついたという一連のことを知ったこと。もう一つは、偶然つけていたTVに、PRの為日本にきていたダニエルが映り、おーっ！と嬉々として観ていると、横からおすぎとキャスター達がネタバレしかけてるトークを繰り広げたこと。その為、鑑賞中に途中から展開が読めてしまって、純粋に楽しめなった。ネタバレを避ける為にはダニエルが映ってるTVが観れないなんて、辛いやん！
批判という域の討論じゃないけれど、おすぎは『カジノロワイヤル』宣伝の為に、エリザベス女王も参加したロンドンプレミアにも潜入していた。その時の映像をみて不思議に思ったのは、
あれ？この人英語喋れたっけ？
『ハンニバル』の頃、アンソニー・ホプキンスにインタビューしていた彼は、通訳の人をつけていた。英語はわかんないのよ～っていってたのを記憶している。ロンドンのプレミアなら、日本語字幕があったとは思えないし、実際、上映後の彼のコメントはちょっと怪しい、ストーリーを把握しきれていない印象だった。このプレミアに送り込む人は、最低限、英語の解る人じゃなきゃいけないんじゃないの？評論家として顔の売れている彼を宣伝隊長として、この映画を最大限にアピールしたかったのはわかるけれど、格好（話題性）ばかり気にして中身の伴わない企画をしても、私達オーディエンスは騙されないゾ！といいたかった。
その後、彼は舞台挨拶をしたダニエルにもくっついて行って、2ショット撮られまくり！＞この辺りは単にヒガミ（笑）「ダニエルはおかまの私にも優しいのよ～」って、イギリスはおかまとかゲイにはけっこう寛大なんです。特にロンドンじゃ、同姓同士の手つなぎ＆キスはよくみますから。エヴァ・グリーン扮するヴェスパーも綺麗なことこの上なかったのに、案の定ダメだし（苦笑）彼とは最近、『硫黄島の戦い』の感想が一緒だったことに驚いたけれど、観に行こうとしてる作品の公開前には、絶対に顔をみたくない一人かもしれない。
"Daniel Craig is not Bond.com" が一刻もはやく抹消されますようにxx
同名映画「００７／カジノ・ロワイヤル」（1967）が、パロディとしてピーター・セラーズ主演、映画化されているけれど、監督が5人も関わっていて、面白い、面白くないパートの差が激しく、コアなボンドファンじゃないと理解不能な笑いネタも多くてイマイチ乗れなかった。
別人のエヴァ・グリーンが観れる、ベルトリッチ作。惜しげもなく脱ぎますね、ヨーロッパ人は。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: DVD
◇監督： マーティン・キャンベル＜Martin Campbell＞ ◇原作：イアン・フレミング＜Ian Fleming＞ ◇脚本： ニール・パーヴィス＜Neal Purvis＞ ロバート・ウェイド＜Robert Wade＞ ポール・ハギス＜Paul Haggis＞ ◇撮影： フィル・メヒュー＜Phil Meheux＞ ◇音楽： ディヴィッド・アーノルド＜David Arnold＞ ◇編集： スチュアート・ベア－ド＜Stuart Baird＞ ◇出演： ダニエル・クレイグ＜Daniel Craig＞ エヴァ・グリーン＜Eva Green＞ マッツ・ミケルセン＜Mads Mikkelsen＞ ジュディ・デンチ＜Judi Denc＞ ジェフリー・ライト＜Jeffrey Wright＞ ジャンカルロ・ジャンニーニ＜Giancarlo Giannini＞
「Daniel Craig is not Bond.com」 これはあんまりですね。
もちろん評論は自由だけど、ドメイン取るまでのことじゃないだろ～？
ただダニエルもいちいちそんなのチェックすんなよ、と思います。
「2ちゃん」見てへこむタレントと一緒じゃん。
by ken (2007-02-04 01:59)
ども。完成した映画を観ないで非難するのは良くないですよね。そういえば「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の時も作者が観る前からトム。クルーズをけなしてましたよね（まあ、あれは宣伝っぽかったですが）。おすぎは最悪です。多分意味もわからず、雰囲気だけで批評していると思います。
by (2007-02-04 06:34)
こんにちわ！
「カジノ・ロワイヤル」自体のあらすじなど、そこそこ仕入れて見に行きましたけど、ダニエル・クレイグの事は、ほとんど知らずに見に行って、結果、良かったなぁと思いました。特に蟻銀さんの記事読んだら。
エヴァ・グリーンは、「キングダム・オブ・ヘブン」に出ていたので、知ってましたけど。楽しいおネエちゃんなんですよね。この方。
おすぎさんはともかく、映画の宣伝ともなると、日本では必ず、その映画自体には全く関係なさげなタレントが出ますよね。これは、理解不能。話題作りだけの宣伝は、困りものですよね。ホント。
by Catcat44 (2007-02-04 17:11)
こんばんは。
そんな非常識なサイトがたちあがっているとは！
色々な人がいるもんです。役者さんも大変ですよね。
ダニエル・クレイグの「ミュンヘン」と「レイヤーケーキ」、ぜひ
見なくちゃ。
エヴァ・グリーンの「ドリーマーズ」は見ました。なかなかよかったです。蟻銀さんのおっしゃるように、ドキッとするようなきわどいシーンが
ありました。ほんとうに体当たりですね。
００７のエヴァは、すごく魅力的でした。
by coco030705 (2007-02-04 23:45)
＞kenさん、おはようございます♪
ダニエルサイトは、あんまりです。ただ、元々の管理人は家庭の都合でもう関わってないようなんですが。タレントも大変ですねぇ。確かに、２ちゃんなんて絶対覗いてはいけない区域だと思うんですが、ダニエルも世界的に名が知れるようになり、その反応の大きさに驚いたんじゃないでしょうかね。なんか遣り方が汚いような気がして嫌なんですよー。nice!をありがとうございました。
＞katoyasuさん、おはようございます♪
バンパイアの時も一騒動ありましたよね。トムクルにキャストが決まって、原作者が猛反対したという。確かにトムクルがやるような役じゃない気がしたけれど、完成したものを観たら、別人のような彼がそこにいて、とても美しかったですよね。やっぱり観てみないと。
映画を語るおすぎは前からニガテだったけど、これからは避けるように行動します。nice!をありがとうございました。
＞LICCAさん、おはようございます♪
エヴァは「キングダム・オブ・ヘブン」にもでてましたね。映画自体が思った程じゃなかったんですが、あの仮面の兄さん（弟？）はエドワード・ノートンだったって、最近になって知りましたよ～（遅！）
そうそう、映画と関係のないタレントがはしゃぐのも、余りみたい光景じゃないですよね。nice!をありがとうございました。
＞cocoさん、おはようございます♪
そうなんですよ～。言論の自由という名目の元、汚い遣り方をしてますよね。
「ドリーマーズ」はドキドキしっぱなしでした。もうビックリしましたよ、あそこまでとは。R-18ヴァージョンとDVDにはあるんですが、描写の薄いヴァージョンも編集したんでしょうか？でも、やっぱり元のままが良いと思うんですが。nice!をありがとうございました。
by クリス (2007-02-05 07:50)
観た後でならまだしも、
観る前から非難するのはなんですよね。
エヴァ・グリーンは素顔の方が、数倍ベッピンさん。
なのに、なんであんなに濃いメーク。。。
by (2007-02-05 14:52)
おりょんさん、おはようございます♪
そうですよね、とりあえず観てから判断しろーって思います。きっと、観た方の中じゃ最初はダニエルどうよ？って思ってた人も、意外と良かったなぁって変わった人もいっぱいいそう。
エヴァの濃いメークもただの美人って雰囲気じゃなく似合ってましたけどね、素顔は少女のようですね。nice!をありがとうございました。
by クリス (2007-02-06 07:51)
アンチサイトが出来るなんていうのは、
それだけ注目されているということですよね。
僕は、「カジノ・ロワイヤル」とても楽しみました。
ダニエル・クレイグの舞台挨拶に行って、本人に触っちゃいました。
もう、本編が公開された今ではアンチなんてのは少数派になったのでは。
舞台挨拶にもおすぎ来ていましたよ。
by りんこう (2007-02-13 00:17)
りんこうさん、こちらにもnice!にコメントをありがとうございます！
そうなんですよね、世界的に急に注目されたから、ダニエルもビビッたんじゃないかと。本人に触ったって、羨ましいなぁ～。でも、おすぎ付きでしたよね（笑）ＴＶ観てて呆れちゃいました。
アンチダニエルは、確実に減ったと思います。そして次回作が楽しみです♪
by クリス (2007-02-13 14:23)