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アマルフィ (2009) Japan <Amalfi: Rewards of the Goddess> [film reviews]

   きょうコレを観ようと、前からAねん、Rちゃんと企画していました。が、今朝になって、私の参加が危うくなり(シゴトっす)、ランチ時に(って、山手線乗ってます)チケット買った2人に、私の分は待ったを掛け。諦めず、くじけず、最後迄、時間の戦いになりましたが、20分前に会社を出たのに、チケット完売・・・というせつなさ(涙)1000円を惜しんだ器の小ささが、仇となりました。

   外交官黒田がローマに派遣された日に、ひとりの日本人少女が失踪する。亡き夫との思い出の地を娘にみせたかった矢上紗江子の娘だった。彼女の"夫" を装った黒田は計らずも事件に巻き込まれていくが、警察には捜査権限がないことから越権を指摘され、大使館においても孤立していく。しかしある日、事件の鍵がアマルフィという南の港町にあることを突き止める。

   フジTVの開局50年を祝った作品とか。異論も特にないけれど、フジTVにとって織田裕二は看板役者という扱いなんだとつくづく思いました。一時のキムタクが高視聴率をよく叩き出していたけれど、フジTVにとって年月を重ねた織田裕二の貢献度の高さは、評価が高いんだと。わたしも学生の頃は、ハズレのない彼のドラマをよく観ていました。もちろん、踊る~も含めて・・・です。

   駄作だと斬ってしまうのは、ちょっと惜しい。もちろん、黒田といく人の掘り下げも、捜査の進み具合も、事件にまつわる人やエピソードの繋ぎも、爽快な納得感やスピード感があった訳じゃなく、どちらかというとキレもの外交官らしい黒田が思わず紗江子の夫だと口走っててしまったくだりから 「え? どうして?」 という疑問がありました。作品としては、致命的だったかもしれません。

   アマルフィをタイトルにした理由も不思議なほど、アマルフィのロケって少なかったけれど(よね?)、よく頑張ったなという感も残ります。同じようにイタリアロケを敢行したハリウッド大作、『天使と悪魔』よりはおもしろいと感じたし。それは、誘拐の理由が思いがけないところにあったことです。ああいうオチは、考えつきませんでした。やっぱり、終わりよければすべてよし なのかも。

   人の心は持ちながらも冷徹にみえる黒田は、続編を作ってきちんと過去をみせてもいいかもしれません。織田裕二はスーツが似合う肩幅を持っているし。戸田恵理香はかわいくて嫌いじゃないけれど、芝居がワンパターンすぎてイラッときました。あんな口の利きかたをする研修生なんて、いないだろう! と。天海祐希はやっぱ上手いのかな。あと、思いのほか細かったですね。

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そっか、原作は真保裕一なんだ 『ホワイトアウト』コンビじゃん

アマルフィ 女神の報酬 スタンダード・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD
   
◇監督:西谷弘 『県庁の星』、『容疑者Xの献身』
◇出演:織田裕二 『彼女が水着にきがえたら』、『県庁の星』
     天海祐希 『サウスバウンド』、『カイジ 人生逆転ゲーム』
     戸田恵理香 『ライア―ゲーム ザ・ファイナルステージ』、『沈まぬ太陽』
     佐藤浩市 『雪に願うこと』、『ザ・マジックアワー』

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yukikaze

フジのドラマ=織田裕二=熱いドラマという公式がありますね。それなりにいつも出来上がるのでフジがいいのか織田裕二がいいのかトータルバランスなのかわかりませんが、ま、楽しいので個人的にはOKです。
by yukikaze (2010-07-15 13:41) 

クリス

昔はTBSドラマにも出てましたけど、最近はフジ色が一層強くなった感じがしますね。
彼の作品には、制作陣によいブレーンが揃うこともあって、あんまりはずれない安心感があります(昔は、ぜったいはずさなかったけど)。
nice!をありがとうございました。
by クリス (2010-07-17 23:34) 

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