郵便配達は二度ベルを鳴らす (1981) USA <The Postman Always Rings Twice> [film reviews]
昨年、アップしきれなかった映画レビューを、順にあげていきます。それだけで、1月は終わってしまうかもしれませんね。やはり、レビューをため込むのはよくない…。予約投稿したいけれど、いまだに手順が解らず(笑)So-netもながいけれど、進化しすぎて使いこなせてない感がいっぱいです。それってなんだか、最近の携帯と似ていますね。お財布ケータイとか、ねぇ…。
カリフォルニアの田舎町にあるガソリンスタンド。パパダスキというギリシャ人がオーナーのこのスタンドに、無法者フランクが転がり込む。店主の妻、コーラに心ひかれた彼は、夫をうとましく思っていた彼女と共に、主人殺しを計画、事故にみせかけることに成功する。しかし、パパダスキに掛っていた大金の保険とフランクの前科から、検事サケットは2人を疑うようになる。
81年に公開された作品としては、とても過激だといえる性描写に驚きました。あれから約30年が経った今となっても、セクシャルだと強く感じるということは、当時、この描写に物議を醸す人がいたとしても、不思議はなく。いなかった訳がないとさえ思います。ジャック・ニコルソンの相手役となったジェシカ・ラングは、なかなか度胸のよい大胆なところをみせてくれました。
不倫の2人が、女の夫を殺そうとするシーンにはさほどスリルもなかったけれど、不倫特有というか、お互いにお互いしかみえなくなる追い詰められた緊迫感は、よくでていました。演出はもとより、役者がよかったこともあるでしょう。しかし、なんにしてもメロドラマの域を抜けてはおらず、ヴィスコンティの元ネタがなければただの昼ドラ系で終わってた気がしてなりません。
◇監督:ボブ・ラフェルソン 『カンヌ映画通り』、『愛と野望のナイル』
◇出演:ジャック・ニコルソン 『ブロードキャスト・ニュース』、『イーストウィックの魔女たち』
ジェシカ・ラング 『トッツィ―』、『シークレット/嵐の夜に』
ジョン・コリコス 『スコルピオ』、『チェンジリング』
2011-01-03 14:26
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コメント(2)
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>とても過激だといえる性描写に驚きました。
やっぱ夫を殺す動機付けのための演出として
過激な方がリアルなんでしょうね。
普通の話でも、演出と役者が良ければ、面白くなる例だと思います。
by aneurysm (2011-01-03 14:52)
なるほど~。たしかにそのほうが衝撃が大きかったかもしれません。
動機が衝動的にみえましたもん。だから、計画的な犯行だったようで、
すごくもろかったようにもみえました。
nice!をありがとうございました。
by クリス (2011-01-04 18:39)