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光のほうへ (2010) Denmark | Sweden <Submarino> [film reviews]

   ブログをずいぶんとごぶさたしてしまいました^^; シゴトもプライベートも出掛けてばっかりだった7月。8月は、もうちょっとお家まったりな時間を持ちたいなぁ。という、そんな思いも込めて? Mac Book Airを買いました。可愛い! 10年振りのMacは、「ジャーン」って起動音も変わってなくて懐かしい~。ごめんね、ながいこと浮気してました。これからは、いつも一緒だぞぉ。

   アル中の母に代わり、赤ん坊の面倒をみる2人の幼い兄弟。しかし不幸にも、赤ん坊は突然死してしまう。心の傷を抱えたまま大人になった兄ニックは、刑務所から出所したものの虚無な日々を生きていた。一方、弟マーティンは妻を亡くし、息子だけが心の支えだったが、麻薬と手がきれずに息子との暮らしを危険に晒してしまう。そんな2人が、母の死をきっかけに再会する。

   デンマークはコペンハーゲンを舞台にした作品。デンマークといえば、「世界一幸福な国」という呼び名も得ていますが、今作はそんな幸せとはほど遠い人生を辿ってしまった、悲しい兄弟のはなしです。どうもがいたって "光のほうへ" 手の届かない2人ですが、そこには人としての弱さと優しさが紙一重に描かれており、「負け組」のはなしと突っぱねることはためわれます。

   そして今作には、デンマークにある現実の闇を描いていたう気がします。ヨーロッパ根づく「個人の自由」を尊重するあまり、悪影響への依存も自己責任にゆだねられ、もしかすると手厚すぎる社会保障が、働き手をへらしている原因にもなっている? この兄弟の悲劇は、育児放棄の母に代わり、生まれたての弟の母代りをしようとしたからなんですよね。それがいたたまれないなぁ。

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◇監督:トマス・ヴィンターベア 『アンビリーバブル』、『Dear Wendy ディア・ウェンディ』
◇出演:ヤコブ・セーダーグレン 『光のほうへ』
     ペーター・プラウボー 『光のほうへ』
     パトリシア・シューマン 『光のほうへ』
     モーテン・ローセ 『光のほうへ』

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tomoart

ワタシもMacBook Air買いました(ってそこかよ)w 11inchです(´▽`)ノ
by tomoart (2011-08-02 00:24) 

クリス

わたしも~11インチです^^ 可愛くって、しょっちゅう持ち歩いてますよ。
nice!をありがとうございました。
by クリス (2011-08-10 21:01) 

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