蜂蜜 (2010) Turkey | Germany <Bal> [film reviews]
台風15号近づいている中、あしたは岐阜の長良川へ、鵜飼いをみにいってきます。地元が近いと、なかなか機会に恵まれなかったんですが、思いきって宿をとってみたところ、明日夜は雨っぽいですね。多少の雨ならやるんだろうけれど、せっかくデジイチ持っていくのに、あんまり降られるとなあって思ってます。まあこれも、めったにやれない親孝行だし、気楽にたのしみます。
深い森の囲まれた、山岳地帯に暮らすユスフ少年とその家族。学校の態度はそこそこ、母からの言いつけは守らないユスフ少年だったが、父から蜂蜜の採取を教わることが唯一の愉しみだった。ある日、遠くの谷へ父が蜂蜜をとりにいったまま、戻ってこなくなる。最愛の父の帰りを待ちながら、気丈に母を元気づけるユスフ少年。しかしいくら待ってもいい知らせはやってこず…。
縁あって、トルコ映画は比較的よく観てきました。トルコ映画って、ときに重いドラマもありますが、基本的にはドタバタのコメディが多いんです。今作は、そのどちらの要素も持ちながらも、一線を画く作品でした。BBCが得意とするネイチャー番組に登場人物を入れたような感じ。自然の厳しさの中に生きる子供の成長を撮ったところは、2007年に観た『時間と風』を彷彿させました。
街に暮らしていると、なかなか自然の音に囲まれる時間は持てませんが、葉がこすれて木々がざわめく感じや、かすかに天の光が届く林の中の陰影は、神秘的な世界を作ります。セリフも少ない中、父が戻ってこないことを期に、健気に振る舞うユスフ少年の父の無事を訴えかける瞳に、感情の揺さぶりを感じました。といっても、うごきが少ない展開に、若干退屈しちゃいました。
縁あって、トルコ映画は比較的よく観てきました。トルコ映画って、ときに重いドラマもありますが、基本的にはドタバタのコメディが多いんです。今作は、そのどちらの要素も持ちながらも、一線を画く作品でした。BBCが得意とするネイチャー番組に登場人物を入れたような感じ。自然の厳しさの中に生きる子供の成長を撮ったところは、2007年に観た『時間と風』を彷彿させました。
街に暮らしていると、なかなか自然の音に囲まれる時間は持てませんが、葉がこすれて木々がざわめく感じや、かすかに天の光が届く林の中の陰影は、神秘的な世界を作ります。セリフも少ない中、父が戻ってこないことを期に、健気に振る舞うユスフ少年の父の無事を訴えかける瞳に、感情の揺さぶりを感じました。といっても、うごきが少ない展開に、若干退屈しちゃいました。
◇監督:セミフ・カプランオール 『卵』、『ミルク』
◇出演:ボラ・アルタシュ 『蜂蜜』
エルダル・べシクチオール 『蜂蜜』
トゥリン・オゼン 『卵』
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