最近観た映画とか

ブログを更新してない間にいろいろ観てきました。ただ、１月は８本は観たのに、なんとなく観たりない気分。そんな観た映画の質が悪かったわけじゃなくて、けっこうどれも面白かったのに。

 

 

　

まずは「Jarhead」。最近、ジェイク・ギレンホールの作品を続けてみていたら、なんとなく気になる存在になってきた（なんて軽い！）。この映画は「アメリカンビューティー」のサム・メンデス監督作。モダン戦争映画というか、こういう戦争もあるなという、軽妙な感じというか、音楽がとっても良かった。予告もかなりクールに仕上がってます。ピーター・サースガードはエドワード・ノートン系な気がして、かなり最近気になってます。時間があったらちゃんと記事にしたいかも。ただ、あの「アメリカンビューティー」を撮った人と思っちゃうと、かなりモノたりない。

 

「Shopgirl」久し振りのクレア・ディーンズ作。彼女、エール大ちゃんと卒業したんですね。えらいなぁ。でも、大人顔になって昔の可愛らしさが消えてしまったような気がする。これはちょっとした時間つぶしもかねて観た＝期待せずにみた、ら、けっこう良かったです。誰にも感情移入はしないけれど、時々入るナレーションのおかげもあって、客観的に素直に観れたし。まぁ女のコ映画だけれど、スティーブ・マーティンの映画って初めて観たかも。こういう落ち着いた役もイイのに、コメディーの依頼やっぱり多いのかなーって。

 

 「Breakfast on Pluto」という北アイルランド製作の作品。最近は、私がやってる映画のリサーチ（卒論の）とあいまって、イギリス映画となると予算、何処のプロダクションか、配給か、資本か、そしてスターは？とか、そんなことがとても気になってしまうようになりました。リーアム・ニーソンとスティーブン・レイがこの小粒な作品に出演して貢献してます。監督のニール・ジョーダンはアイルランド出身やけど、上のスター２人は北アイルランド出身なんですよね。そういうのみると何故か嬉しくなってしまう。やっぱりスターの力というのは、映画成功にかなり貢献する割合が高いんです。ストーリーはこのプルートっていういわゆる「おかま」な彼の彷徨える人生と、北アイルランドの激動の時代をうまくからめてます。これも、もっと解説する時間を作らなきゃ・・・。

 

「A Cock and Bull Story」は、「9Songs」がけちょんけちょんやったマイケル・ウィンターボトム監督の最新作。彼は精力的にシゴトをこなしてますね。しかも、撮れる作品のジャンルも広いから、やっぱり才能を感じずにはいられません。このストーリーはイギリス人にとってはかなり有名な笑い話らしく（Ｃも好きな話らしい）、その話を元にした映画を作るストーリーというか、なんか面白い設定になってます。もっとムツかしいかなって思ったら、けっこう笑えてよかった。

 

そして最後に「Hidden」というフランス映画。大好きなダニエル・オトゥーユが主演。ジュリエット・ビノッシュが彼の奥さん役。これが一種のサスペンスだったんですが、一切音楽が入らなかったんです。音楽入れて怖がらせる映画たちとははっきり一線を画いてます。とにかくみせてみせて不安にさせるという、かなりいい展開をした作品でした。きっとストーリーの底に、奥が深いなにかがあるなと感じています（まだあれはこうやったのかな・・・と物思いにふけってます）。

 

明日からロンドンへ行ってきます。ロンドンにもしばしのお別れをいいに会いたい人達がいっぱいいるんです。後、このブログを通して知り合えたusagiちゃんと、ミュージカル「The Producers」を観てきます☆楽しみやな～（うさちゃんに会うのも、ミュージカルも♪）。

又、ロンドンから更新しますねー（ほんとか？？？（笑））

 

コメント 10

日本で今公開されてる映画とはやっぱだいぶ違いますね～。
（「ジャーヘッド」が確か来週からかな？）
この中では「Breakfast on Pluto」は北アイルランド物ということで見たいかも。
by bone-shaker (2006-02-04 01:26) 

わたすぃも超楽しみ〜♡

それじゃぁ明日ね♪
by usagi (2006-02-04 06:11) 

こんばんは～
『ジャーヘッド』のサム・メンデスに、『ブレックファースト・オン・プルート』のニール・ジョーダン監督と、監督の名で密かに期待しております。
『ジャーヘッド』は来週から観れるのですが、『ブレックファースト・オン・プルート』は公開されるのかな？という感じですよ。ミニ・シアター系上映かもしれないし、なかなか観れないかもしれないなぁ～。
私は１月は無理やりに出来不出来は問わず９本観てしまいました。だけども蟻銀さんと同じく物足りなさでいっぱいですね。
by (2006-02-05 01:11) 

Bone くん
「Breakfast on Pluto」は、Y君が興味ありそうな時代背景やなぁと思っとったよ。「ジャーヘッド」の予告がえらいクールやったから楽しみにしてたけれど、なんか物たりない感じやった。スタイリッシュやけれど、もっと根底に流れるなにかが欲しかったような。

うさちゃん
楽しかったね♪ほんとにいろいろありがとね。会えてよかったよー！

トチオさん
ニール・ジョーダンのこの作品は、間違いなくミニシアターに行くと思いますよ。グラスゴーでも上映期間も２週間くらいと短かったです。もし何処の配給会社もこの作品を買わないようだったら、私がプロモートして買わせたいとか思ってます（笑）でも実際、良質なイギリス映画で、日本公開されてないものがけっこうあるなって気がつきました。もったいないですよねー開拓せねばです。

２月は充実した映画月にしたいですね。お互いに！ナイスをありがとうございます。
by クリス (2006-02-06 08:05) 

まだロンドンですかぁ〜？
ホントにホントに日本へ帰ってきちゃうんですかぁ〜？（笑）
「Hidden」の一切音楽が入らない映画とは，興味アリですね。もしかして心理的にすごく恐いかも。ワクワクしてきましたね。やっぱり興味アリです。
by berry (2006-02-09 16:49) 

Berryさん、こんにちは！ナイスをありがとーございます♪
まだロンドンなんですよー。でも、明日グラスゴーに戻ります。おかげさまで、楽しいひと時を過ごせました。ほんとにほんとに、日本に戻りますよ（来週）。日本に帰ってからの暮らしも楽しみです。なんたって、４年近く振りやし。フランス映画で一切音楽の入らない映画というのは、前にも観たことがあったんですが、それはちょっと退屈な感じもしてしまったんです。でも、「Hidden」は余計緊張感が増したような、音楽がなくて余計リアルで怖かったという、いい演出でした。おススめです！
by クリス (2006-02-11 09:33) 

こんにちは。
ジャーヘッド、観てきました～。もう、丸刈り最高でした！！あとサンタ帽ダンスも（笑）ピーター・サースガード、ほんとだ！エドワード・ノートンっぽいですよね。彼を期待して観にいったフライトプランで大きく裏切られた（笑）ので、これではどうかな～ってドキドキでしたが、素敵な伍長役で！！（まぁ、後の方でちょっとマズイ事になってましたけどね）
A Cock and Bull StoryというのとBreakfast on Plutoが気になります！！
by まみりん (2006-02-14 18:09) 

まみりんさんこんにちは！nice!をありがとうございます♪
サンタ帽可愛い？かったですよね（笑）そっか、サースガードはフライトプランにも出演ですね。あの作品は友達がダメーっていってたから、結局観ませんでした。
A Cock and Bull StoryもBreakfast on Plutoもイギリス映画なんで、日本公開は遅れるかないかどっちかやと思うんですが、日本の配給会社にもプッシュして公開するようにメールしてみよっかなと思ってます(*^-^*)
by クリス (2006-02-15 19:16) 

蟻銀 さん、こんにちは。
「Hidden」良かったんですねー。（＾o＾）
私もオートゥイユ大好き（写真素敵ですね♪）なので、
ずっと楽しみにしていた作品です。
日本では、今年GWにやっと「隠された記憶」という邦題で公開されます。
来月「フランス映画祭」が東京と大阪で開催されるのですが、
こちらでも上映されるので、公開前に観られたらいいなぁと思っているところです。（＾＾
by Naka (2006-02-15 19:27) 

Nakaさん、こんにちは♪nice!をありがとうございまーす。
オトゥーユ素敵ですよねぇ。あんなオジサマとならお付き合いしたいです（笑）
「隠された記憶」ですか・・・なかなか的を得た邦題かも。フランス映画祭って、元々横浜でやってたやつですか？大阪でもあるなら、私も時間作って覗きたいですね。
by クリス (2006-02-16 09:35)