父の誕生日と好きな映画 [feature films]
４月１４日は父の誕生日デス。昭和７年津和野生まれ、７４歳になりました。
父が結核の療養所にいた頃
私はけっこう遅い時の子供だった為（しかも１人っ子）、チビの頃からよく可愛がってもらい＋私の良き遊び相手だったんですよね。会社から帰った父に足技、馬乗りとお転婆がすぎた私は、父の影響を受けて野球好きになったし（広島ファンの父にとっては、娘の私がヤクルトファンになってしまったのが最大の失敗らしい）、日本史をしょっちゅう父から聞いてたから、ちょっと変な小学生だったような。というのも、（月）から（日）と毎日のように時代劇を観てたし、侍グッズを集めるのと、日本のお城めぐりをするのが趣味だったんですよねぇ (^-^; その頃のアイドルなんかはよく知らなくって、那須与一、織田信長とか服部半蔵に心酔してたりして、変り種だったなぁ。
第二次世界大戦中、父は地元の海岸にて塩作りをしていたそうです。昭和２０年８月１５日、宿舎待機中に玉音放送を聴いた学友から日本が戦争に負けたと聞いて、父は「嘘だ！俺は信じないぞ！」といって号泣したとか。その後、大学受験の時に無理をして、１８歳から２８歳迄の１０年間を結核療養所にて過ごすことに。今も背中に大きな刀傷のような手術後が残ってます。その後大学に入って、新旧電話帳を交換するアルバイトをして、神田から丸の内迄リニアカーを引っ張ったり。友達数人とある空家を借りて共同生活をしてたけれど、二日酔いの友達を尻目に朝っぱらからクラッシックをガンガンかけてたとか（←これは今、我が家にておこなわれている光景！）。
チビの頃は、特にうちの両親が年とってるとか感じなかったけれど、今になって、弁当箱の絵が「和風な文鳥」だったり、ハンバーグやミートパスタなんかを食べた幼い頃の記憶がなかったり、「ダークダックス」のコンサートや「近松心中物語」なんかに連れてかれてたことを考えると、少し変わってたかも。小学生の頃は父と二人野球をよくやってて、＜パッコーン＞と打った私の打球を父が一生懸命走ってとりに行ってた（そうじゃないとランニングホームランになるしね）その頃父はもう５０代だったはずやから、無茶させてたかも（遅い！）。
そんな父の好きな映画は
闘病中に観てずいぶん励まされたとか。この帯にもあるシーンが美しいんですよね。
音楽好きの父らしい１本。
この映画は絶対に観ておいたほうがイイと、小学校４年の時のリバイバル上映に連れてかれました。どう考えてもムツカしい作品だったけれど、海の割れるシーンは今も忘れがたい。
今夜は手巻き寿司～♪なんかあるといつも手巻きな我が家。私がイギリスへ行く時、帰ってきた時、誰かの誕生日etc...腸炎以来控えていた生魚、美味しかったデス。
けっこう男前だ（った？）と思うんやけどな～子バカ？（笑）スキャナーがあればもっとクリアな写真が載せられるのに。「お父さんをからかうんじゃないよ～」といわれそうです。
お父さん男前じゃないですか～。
しかし、蟻銀さんやはりお父さんに似たんだなと（笑）。
一番下の笑顔の写真なんて表情がソックリですよ～。
あと、「生きる」は私も好きな作品です。
シンプルなストーリーだけど心に残るんですよね。
志村喬一世一代の名演技であるブランコのシーンは忘れられませんよ。
by bone-shaker (2006-04-15 00:09)
お父様お誕生日おめでとうございます！
ハンサムなお父上ですね～！ご趣味もステキ！！
私の父も同じくらいの年代で、しかも私も一人っ子なのでなんだか
とても共感してしまいました。
私も父から、「十戒」は心に残る映画だったなぁと聞かされたことがあります。私はまだ見てませんが･･･(汗
この頃の生まれの人たちは、今はパッと見普通のおじさんですが
戦争や病気や苦学など、大変な時代を実体験してきてるのですよね。
凄い事です。
手巻き寿司良いですよね。美味しいし楽しいです。
これからもお父様がお元気で、みんなで仲良く幸せに過ごせますように!
by サラ (2006-04-15 00:25)
お父様しぶ～いっ！！
文学青年のおもむきがありますね～～～。素敵です！！
私お恥ずかしながら、「生きる」も「十戒」も観てないんですよね。早いうちに観ておかなきゃと思ってるんですが。
ところで、手巻き寿司、いかがでしたか？？久しぶりの生魚は。
再度体調を崩してないことを祈ってます（笑）
野球・・・家も親子で応援するチームが違いましたね～。もう対戦の度に険悪なムードが（笑）
これからも、親子で素敵な時間がもてるといいですね～。
by まみりん (2006-04-15 08:56)
遅れましたが、お誕生日おめでとうございます。
スーさんも歳を取って生まれた子です。男3人だんご兄弟の末っ子だから上2人とは歳が離れています。
お父さん、ホント、ハンサムですよ♪
1人っ子で女の子でよく留学させてくれましたね。私は外国が好きだから子どもを外へ出すのは抵抗なかったけど、蟻銀さんのお父さんはどうだったでしょうか？
手巻き寿司、大好きです！
by berry (2006-04-15 17:25)
こんばんは。
お父様、とってもハンサムですね。いいお父様ですよね。
蟻銀さんとお父様の素敵な関係が、うらやましくもほほえましいです。
映画のご趣味もいいですね。この3本はみました。それぞれに、
印象に残る映画でしたね。「サウンド・オブ・ミュージック」の
舞台は、実際見に行ったことがあります。（イギリス遊学中にね）
「十戒」は私も海がわれるシーンが印象に残っています。あれは、
アメリカのユニバーサル・スタジオで撮影されたそうですね。
蟻銀さんが映画好きなのも、お父様の影響でしょうか？
by coco030705 (2006-04-15 19:20)
こんにちは。本当に、お父さんステキですね。映画もいい映画ばかりです。この３つは映画好きなら一度は通る道で、忘れられない道になる映画ですよね。生きるのこのシーンは映画至上もっとも・・・と言い出したら、きりがないとても好きなシーンです。本当に読んでいると、好い親子だなあとうらやましく感じたりします。
by takepii (2006-04-15 19:41)
音楽好きで映画好きで男前……素敵なお父様ですね。
蟻銀さんの映画好きもお父様の影響なのかしら。
この3本はどれも名作ばかりで、
いい映画はやっぱり長く残るものなんだな、と
あらためて感じました。
親子で映画の話ができるなんてうらやましい限りです。
仲の良さが伝わってきて、ほのぼのしました。
by lucksun (2006-04-15 23:26)
みなさん、温かいコメント＆nice!をありがとうございます♪
＞Ｙ君
笑い顔が私に似てるって？昔っからそっくり～ってよくいわれるよ。「生きる」はお葬式から後があまりにも現実的すぎて、皮肉っぽいよね。でも、それが志村のストーリーを確実に引き立ててる気がするよ。
＞サラさんのお父上もご年配の方でしたか～。１人っ子って、１人っ子にしかわからない苦悩（？）がありますよね～。特に両親が年だと考えさせられることも多いです。「十戒」はスケールが大きく時間もがないですが、エピソードごとにみてもいいかも。
＞まみりんさん
家には大学教授並みの数の本がありますよー。だから私も、本を買わずに済むことも多いんですが、ちょっと小難しい本も多いです、、、。
生魚、美味でした～。でも腸のほうは、まだ整腸剤を飲んでます。大好きなコーヒーも控えていて、なかなか辛いです。
＞berryさん
うちの父は、古い世代の割りには開けた考え方を持っていて、「可愛い子には旅をさせろ」や「若いうちの苦労は買ってでもしろ」の一環として海外にだしてくれた（母を説得してくれた）ようです。今でも日本にとどまってる必要はないぞ～っていっているけど、実際は私が近くにいると安心してるのが手にとるようにわかったりしますね。
＞cocoさん
「十戒」の海が割れるシーンはユニバーサルで撮影されたんですか～。知らなかったです！
私の映画好きは、特に父親の影響と感じたことは今迄なかったんですが、確かに小さい頃から良質映画に連れていってもらってたかなぁとは思いますね。今でも時々は一緒に映画とか行きますよ。でも、恋愛映画は一緒には観たくないかなぁ、、、。恥ずかしいし（苦笑）
＞takepiiさん
こんにちは～。うちはけっこう小さい頃から仲が良くて、ファザコンな所も自覚してます、、、(^-^; 忘れられない道となる映画って、人によりチガイはあると思うけれど、その後の映画人生に多大な影響を与えるという点では、誰にとってもそうなんじゃないかなって思いますね。
＞lucksunさん
そういえばうちの母は若かった頃、かなりの数の映画を観たらしく、ある年代に関しては私より全然詳しかったりします。父もいい映画は観ているけれど、どっちかっていうと文学とかクラッシックおたくなような。普遍的な映画って、世代を超えて感動を共感できますよね。世代間、人種間の橋渡しをしてるなんて、それこそ素敵だな～って思います☆
by クリス (2006-04-17 23:28)
いやぁ、男前ですよ！！
なんだか暖かいですね。
和服が似合ってステキです。
by (2006-04-18 00:36)
bikさん
今はもう７４歳なりに年とってますが、見た目若いんです。それに元気なほうだと思う。あんな風に年取りたいなと思ったり。温かいのは父の人柄に尽きますね～。
by クリス (2006-04-18 22:24)
こんばんは。
おぉ！お父様男前ですね～
という事は・・・父親に似やすい娘という事で、蟻銀さんも男前？(笑）
でも、こうやってお父様の記事を載せる蟻銀さんが素晴らしいのかな、私はありえなさそうなんで。
by (2006-04-22 02:21)
トチオさん、こんばんは～。nice!ありがとうございます♪
私もよく男の子に間違われたくらいやし、男顔ではあるかもしれませんねぇ（苦笑）
いや、娘の私といい関係を築いてくれた父の存在が、少しばかり特殊な気がします。理解ある良き父なのです☆時々、映画も一緒に行きますよ♪
by クリス (2006-04-23 00:09)
こんばんは。
今頃覗きに来てびっくりです、ｳﾁの父と同じ誕生日。大正１５年ですが、去年亡くなったんですけどね。私も末っ子でお父さんッ子でした。って書くだけでもまだ涙が出そうになるので、ここまでで止めます。
男前ですよ！おとうさん。
たっぷり遊んであげてくださいね。
by hanashinobu (2006-04-24 16:39)
hanashinobuさーん、お元気でしたかぁ？
同じ誕生日なんて、すごい偶然ですね。hanashinobuさんのお気持ち、わかるような気がします。私もかなりお父さんっ子なんで、父にもしものことがあったら、、、と思うとグググッときたり。
これからはよく労わろうと思います、、、が、適度に遊んでもらおうと思ってます（笑）
by クリス (2006-04-24 21:26)
ご無沙汰してました。
凄く興味深く読んでました。
素敵ですね、本当に。
私は自他共に認めるファザコンなんですけどｗ
その私が羨ましくなりました。
私も父の影響で野球大好きｗ しかも父はＧファンで
私はヤクルトファンなんで、父は嘆いてますｗｗｗ
大切にしてくださいね☆
by (2006-05-03 09:15)
aikaさん、ご無沙汰してまーす。
aikaさんも野球好きなんですね。しかも燕ファンなんてー♪最近辛いですよねぇ、借金生活が続いて（涙）うちも応援するチームは違えど、よく一緒に野球観たり球場へ行ったりしますよ。父と過ごす時間って、けっこう楽しいんですよね。
by クリス (2006-05-10 00:09)
今晩は、随分とご無沙汰しちまって・・・。
コメント繁盛で結構です。
お父様 中々の男っ振りですね。
＞今も背中に大きな刀傷のような手術後が残ってます。
奇遇ですね、私は1年の療養で済みましたが、やはり刀傷を背負っています。私の人生では失意の時期ですが、若さに任せて結構無茶をしていました。クリスマスイヴには和服を着て素足に雪駄を履き、雪の先斗町を歩いて粋がっていました。
by 敏 悌次 (2006-05-23 23:11)
＞今晩は、随分とご無沙汰しちまって・・・。
いえいえ、こちらこそです。最近は毎日がはやくって、更新もままなりません。
宝塚さんも刀傷を背負ってらっしゃるなんて、奇遇ですね。うちの父のは背中を横断しちゃってるから、小さい頃は少し怖かったデス。大学受験の為に相当無理して勉強したらしいんですが、娘の私はそういう血筋は受け継いでないようです（笑）
by クリス (2006-05-25 23:21)