オーストラリア(2008) Australia | USA ＜Australia＞ [film reviews]
数年振りに、試写会に応募してみました。
タクシーの中にあった応募ハガキだっため、オヤジが多いのかと思えばそんなことはない。
やっぱり女性が圧倒的に占めていました。
オーストラリア監督、バズ・ラーマンが、同郷人を主人公に据え、愛情たっぷりに撮り上げた今作。観終わってみて、やっぱりバズ・ラーマンらしかったなと思わずにはいられませんでした。
彼の得意とする美術美、ヴィヴィットな色づかい。『ムーラン・ルージュ』ほどじゃないものの、際立っています。
そして、それ以上に際立つニコール・キッドマンは今作の華そのもの。40歳を超えてのあの美貌に、天晴れとしかいいようがありません。ま、ちょっと人工的な気もしますが。
ユーモアも、適度に織り交ぜています。
プレミア上映されたとき、ニコールが自身のスクリーン上の姿を恥ずかしく思い、マスコミを逃れて夫のキースと共に上映後早々に退席したらしいですが、イギリス貴婦人（ニコール）がオーストラリアの大自然に馴染む迄の姿はコメディそのもの。
あれくらいのわざとらしい大根（っぽい）アクトは、バズ映画に合っています（これ、めちゃ誉めてます）
「ムーラン～」のジム・ブロードバンドみたい（彼、アカデミー獲りましたよね？）
また、バズ映画には欠かせない「愛」も盛りだくさん。さまざまな「愛」を上手くまとめていたと思います。
今迄、琴線に触れたことのなかったヒュー・ジャックマンの荒々しさと時折みせる優しい目にグッときました。
不精ひげとか胸のザラッとした感触が痛いほど伝わってきて・・・・・・（笑）
オーストラリア原住民との親子的交流を描いたところは、さすがタイトルに国名を持ってくるだけあるなと思ったけれど、実は上映時間に比例した深さは、残念ながら伴わない作品だったかもしれません。
とはいえ、観て損はないです。特に、ヒューがお好きならばぜひ！
◇監督:バズ・ラーマン 『ダンシング・ヒーロー』、『ロミオ＋ジュリエット』
◇出演:ニコール・キッドマン 『ある貴婦人の肖像』、『白いカラス』
ヒュー・ジャックマン 『恋する遺伝子』、『ファウンテン 永遠につづく愛』
デヴィッド・ウェンハム 『ヴァン・ヘルシング』、『あぁ、結婚生活』
ブライアン・ブラウン 『普通の女』、『愛は霧のかなたに』
こんばんは。
ヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマンともにオーストラリア人だから
このキャスティングなんでしょうか。
二人とも当方と同世代だけに気になる映画。
もちろん鑑賞しに行きます。
by 地蔵 (2009-02-18 20:21)
そうですね。ただニコールの役はイギリス人でしたが。彼女はそれをどう受け入れたのか、ちょっと気になります。
バズ・ラーマンらしさとスケールの大きさが見ものです。ぜひ楽しんできてください！niceをありがとうございました。
by クリス (2009-02-22 10:59)
私、ニコールはタイプ」じゃないのですが、この映画の題名「オーストラリア」に、そこそここだわります。
オーストラリアのネイティブな人達は、彼の地の紫外線の強度に適合した人達だけが生き残っている・・・、そんな地へ英国からの流人が来たら大変な障害を受けます。
・・・で、この映画のテーマは何なのか？
>実は上映時間に比例した深さは、
>残念ながら伴わない作品だったかもしれません。
私は、多分観ることは無いでしょう。
私が今回のコメントで言いたいのは、私が推す処の日本映画「おくりびと」がアカデミー賞を獲ったという事です。これは素直に喜びたいと思います。
by 敏 悌次 (2009-02-23 19:01)
「おくりびと」の快挙、ほんとに喜ばしいことだと思います。
さっそく、観にいってしまいましたもん。
よい作品だったと思います。
今作も、決して悪くはないんです。ネイティブへの迫害もきちんと描かれていますから。
by クリス (2009-03-01 09:35)
こんばんは。
H・ジャックマンは代役で、元はラッセル・クロウだったようですが、B・ラーマンはR・クロウでも、あのような撮り方をするつもりだったのかなと考えてしまいました。（笑）
by hash (2009-03-12 00:23)
hashさん、こんばんは。
そうなんですよね。ラッセルじゃなくてよかった～って正直思いました。今のラッセルじゃ美女と超野獣って感じで、全然ロマンチックじゃないんですもん（あの体重増とか）
ヒューはほんと野性児っぽいところがよかったです。でも知的にもみえるし♪nice!をありがとうございました。
by クリス (2009-03-14 20:40)