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ロックンローラ (2008) UK <RocknRolla > [film reviews]

   今月は、"はじめて" なことが3つありました。

   はじめて歌舞伎に行きました。大好きな「元禄忠臣蔵」です。
   イヤホンの解説もありがたかったけれど、あれ程馴染みの深い作品なら、なくてもよく判ります。夜の回を観ましたが、「南部坂雪の別れ」(討ち入りがあって)「仙石屋敷」「大石最後の一日」という三幕、それぞれの内蔵助を団十郎、仁左衛門、幸四郎がなるという豪華な顔ぶれ。
   特に気に入ったのは、「南部坂雪の別れ」でした。しんしんと降り積もる雪の中、瑤泉院宅を去っていく内蔵助の背中に、討ち入りの決意と名残惜しさが感じられ、染み入りました。

   そして、はじめてバードウォッチングをしました。場所は羽田空港近くの東京野鳥公園?です。
   野鳥の会のメンバーという会社の人に連れて行って頂き、実現した企画です。最初は双眼鏡の使い方から入り、最初にみた鳥は「つぐみ」でした。その後、「メジロ」「シジュウカラ」「ツバメ」「ハクセキレイ」・・・と池の鳥「アオサギ」「オオバン」「カワウ」・・・と合計18種類の鳥をみました。鳥がいた!という瞬間から双眼鏡を合わせ、ピントを合わせるのが、最初は思うようにいかなかったのに、最後はずいぶん上達して楽しかったです。
   最後は「梟(フクロウ)」という名のラーメン屋に寄って帰りました。

   もう1つは・・・、内緒です(笑)

   そしてそして。『リボルバー』がとにかく不可解だった、マドンナと最近になって離婚した、ガイ・リッチーの最新作。
   ロシアの資本が入り、不動産バブルに沸きたつロンドン。街の小悪党ワンツーも甘い汁を吸おうとするが、逆に闇の大ボス、レニーに対し借金を負うハメに。

   『リボルバー』の頃に比べれば、だいぶ立ち直った感じはします。作品として、ストーリーもちゃんと成り立っているし。ただ、決定的にパンチがたりない。何故かというと、ストーリー展開がそのまんま彼のオハコなんです(『ロック、ストック~』や『スナッチ』)。というか、ハメられて高額の借金を負うなんて、まんま『ロック、ストック~』だと誰しも感じるはず。
   なんの新しさもなく、ただ役者とシチュエーションが変わっただけ。これじゃファンは納得しないでしょう。

   それに、ワンツー(ジェラルド・バトラー)がストーリーを引っ張っていたのに、最後の最後に『マシニスト』のクリスチャン・ベールのようなオトコ(正しくは、ジョニー(トビー・べケル))が「ロックンローラとは?」を語って作品を締めてしまいます。騙され、蹴られ殴られ、金盗られ、あんなに頑張ったのにワンツー・・・って感じです。

   ガイ・リッチーのこのテイストは決して嫌いじゃありません。だからこそ、次はもっと進化したものを観せて欲しいと思います。

   20081108_rocknrolla_movie.jpg

◇監督:ガイ・リッチー 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『リボルバー
◇出演:
ジェラルド・バトラー 『Dear フランキー』、『幸せの1ページ
     
トム・ウィルキンソン 『オスカー・ワイルド』、『ワルキューレ
     
タンディ・ニュートン  『妻の恋人、夫の愛人』、『2012(原題)


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