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デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ (2009) USA | Germany <Duplicity> [film reviews]

   久し振りに、会社帰りに皇居へ行きました。5キロのランニングです。腰痛もあったし、ペースを掴むためにも無理はしなかったんですが、5キロ=40分です。やっぱり体が重いな~と感じざるを得ませんでした。今作のジュリア・ロバーツも、出産後のせいか心なしかお腹廻りの肉づきがいい。そして体も重そうです。あ、私は出産も経験してない・・・のに重いのか。

   B&R社とエクイクロム社は、業界トップの座を狙って数年前から絶えずいがみ合っていた。ある日、B&R社のCEOタリーが画期的な新製品を発表すると知ったエクイクロム社のCEOガーシックは、産業チームスパイを使って新製品を探ることに。そこには元MI6の諜報員レイがいたが、B&R社にはレイが忘れられられない女性、元CIAのクレアがいた。

   『フィクサー』のときも、二転三転するサスペンスを上手く扱ったトニー・ギルロイが、惹かれ合うスパイ同士の危うい関係を軸に、子供の喧嘩のような軽いノリの中、大企業同士の腹の探り合いを描いています。時間軸も前後するし、騙し合いに"騙されない" よう、ストーリーを追っかけるにはアタマを使ったけれど、うーん、ちょっとものたりないデキ。

   何故かというと、ストーリー終盤のいちばん肝となる 新商品ネタ を手に入れようとするシーンにおいて、元MI6レイ(クライヴ)と元CIAクレア(ジュリア)の動きが一流のスパイらしくなかったこと。ジュリアの重そうなボディも気になったけれど、なによりプロらしくない手間取り方に、ド素人の私がドキドキの変わりにイライラしてしまいました。

   とはいえ、人を疑うことを商売としているスパイ同士のレイとクレアが、どの方向に向かっていくのかがラストシーン迄わからなかったのはバランスよくまとめた成果だと思います。結局2人が手に入れたものには、少なからず希望がみえたのもスカッとしないラストにしては妙な余韻を残してくれました。

duplicity.jpg

◇監督:トニー・ギルロイ 『ボーン・アイデンティティー』(脚本)、『フィクサー
◇出演:
クライヴ・オーウェン 『ボーン・アイデンティティー』、『シューテム・アップ
     
ジュリア・ロバーツ 『ミスティック・ピザ』、『愛の選択
     
ポール・ジアマッティ 『ベスト・フレンズ・ウェディング』、『イペイチェック 消された記憶
     トム・ウィルキンソン 『
オスカー・ワイルド』、『ワルキューレ


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hash

こんばんは。
もっとコミカルな内容を期待していたので、あまり笑えず、残念でした。
確かに、元CIA&元MI6には見えなかったですね。^^
by hash (2009-05-18 23:00) 

クリス

思ったほどコミカルなシーンってないんですよねー。想定外でした。
もちろんプロにもみえなかったけれど、まぁまぁ楽しませてもらえました。
nice!をありがとうございました♪
by クリス (2009-05-20 22:42) 

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