就職戦線異状なし (1991) Japan <Shushoku sensen ijonashi> [film reviews]
とうとう明日、『ゴッドファーザー』を観に行きます! 府中のTOHOシネマズは、チケットがあったんです。あぁ、たのしみ。寝坊しないようにしなきゃ。疲れがたまってるからなぁ。7月に入って多忙になって、ランチを3日すっ飛ばしたらさすがに痩せました。よくないけれど、手軽に体重を落としたいときは食べないに尽きます・・・。けれど、忙しい夏を乗りきるパワーはつけないと!
バブル景気に浮かれ、優秀な学生を雇いたい企業の青田買いが進む中、競争率の高いマスコミ志望の大原と立川は内定が出ない。そんな大原をモデルに執筆をする毬子は、大原に近づくFテレビの葉子の存在が気に掛る。一方、コネを使って大手代理店から内々定をもらった北町は、彼女の麻子や大原らを連れ、企業からの接待となる、六本木の夜を楽しんでいた。
大ファンの踊る~を観る前に、1人織田裕二祭りをして、気分を高めようという(笑)就職氷河期世代としては、少し上の世代のこのバブル待遇は、天と地ほどの差を感じます。こういう時代もあったんだ・・・と、なかば社会勉強のような気分でした。そして今作のキャッチ、"なりたいものじゃなくて、なれるものを探し始めたら もうオトナなんだよ・・・" は、名唸るほどのキャッチかと。
実際に今作が世に出た91年というのは、バブル終息のちょっと前だったとか。世の中とのズレはあったかもしれませんが、今作の若者たちはバブルの恩恵を受けながらも、マスコミという競争率の激しい就職を狙ってあくせくしていたり、好きなのに思いが伝えられなかったり、就職=なりたい自身がみつけられなかったり・・・と、バブルに浮かれてばかりはいられない若者たち。
ビターな青春群像劇といってもいいかも。そんな普通の若者像を描いていたところが、世の中とのズレを大きく感じずに済んだ結果オーライな題材だったかもしれません。時のトレンディ俳優たちを集結させた、それなりに楽しめる企画映画です。織田裕二は、若い頃から変わらないです。今の世にあんな若者がいても、全然イケてるし。ハヤリに流されないタイプかもしれません。
大学4年のとき、いわゆる就活をしませんでした。画一されたルーチン(会社訪問のハガキを書きなぐり、紺かグレーのスーツ着て、買い手市場のエラっそうな会社にニコニコする)に違和感があったからです。今思えば、ナマイキな若者だったなぁ(笑)結局、知り合いの設計事務所へいくことになって。あのときもっと将来のことを考えていれば、こんな遠回りはしなかったのよ(爆)
DVDになってないんだ! もったいないなぁ
◇監督:金子修介 『1999年の夏休み』、『卒業旅行 ニホンから来ました』
◇出演:織田裕二 『波の数だけ抱きしめて』、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』
仙道敦子 『早春物語』、『獅子王たちの夏』
的場浩司 『修羅場の人間学』、『僕は、君のためにこそ死ににいく』
和久井映見 『息子』、『大奥』
坂上忍 『スケバン刑事』、『ジャンク・フード・ジェネレーション』
羽田美智子 『地雷を踏んだらさようなら』、『催眠』
これ、結構好きな映画なんですが、DVDになってないんですね。
もう結構なトシだったので、織田裕二らの世代より、本田博太郎のイヤな面接官にシンパシーを感じたりとか。
仙道敦子結構好きでしたが、緒方直人と結婚して出なくなったのが残念です。
織田裕二と金子修介監督とのコンビも好きだったんですが、『卒業旅行 ニホンから来ました』決裂してしまいましたね。
by きさ (2010-07-11 14:53)
けっこうおもしろく観れました。
みんな青臭い感じがしたけれど、今観ても楽しめるってのは
なかなかだと思うんですよね。
『卒業旅行~』ありましたね、そんなの。
挑戦的な企画だったとは思うけれど。
nice!をありがとうございました。
by クリス (2010-07-11 22:25)
これは面白かったですね。時代がわかるというか、今とは異なる日本という感じですが。
by yukikaze (2010-07-12 15:20)