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Visiting historic scenes [diary]

   この連休、ほんとなら東京にいて映画三昧の予定だったけれど、夏季休暇をとらず、地元に帰らなかったことを母が寂しく感じていたことが判り、急きょ1日やすみをとって "ぷらっとこだまプラン" を久しぶりに使って帰ってきました。そして、天気のよかった19日に訪れたのは、家から1号線を走って30分の亀山市関町。国の重要伝統的建造物保存地区の認定も、受けています。


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   前にきたのは、今の会社に入る前だったから、3年超前。おどろいたのは、もう三重県に30年近く暮らす父と母が、はじめて関町にきたということ! 歴史好きな父がこなかったなんて。その父が、きょうは珍しく具合が悪くなっちゃって、実は町歩きもほどほどに、病院へ向かいました。超元気な78歳だと思っていたけれど、これだと11月のイタリアが心配になっちゃいます。

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   父の回復をしばらく待った、地蔵院の境内。よくみると、数枚の板に昔の切符きりのような形の別板がはめてあって。とっても不思議です。ふつうは、1枚板を使うはずなんだけど、虫食いかなとか、人が腰かけて傷んじゃったかなとか、考えちゃいました。あ、その上の写真は、足湯です。思ったより熱かったなぁ。ふつうのデジカメだけど、遠近がうまく出て好きな1枚です。

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   江戸時代には、東海道53次の江戸から数えて47つめの宿場町として、参勤交代や伊勢参りの人々が行き交い、大いににぎわったとか。今となっては、訪れる人の数も少ないけれど。その分、喧騒を忘れてタイムスリップした気分になります。三重県にはヤマトタケルのお墓だってあるし、歴史をひも解いてみると、地理的にも重要な役割を果たした地域なんですよね。

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   休憩所へ向かった父と別れて、ほんの10分くらい散策。雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケズ 明治時代に建てられた出格子は、いい具合に変色して趣があります。こういうのみて和むのは、基本的に古いものが好きってこともあると思います。父の歴史好きなところにも、影響されてるかも。家の家具も、なるべく古いものを揃えたい派。中古になってもね。

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   結局、散策はじめて10分たらずの間に、母が父のことがとても気になるっていうから、そこら辺にあった雑貨屋さんに入り、おせんべいとかパンとか買って、わたしたちも休憩所へ。ほんとだったら、写真↓のようなお店に入って、蕎麦とか和なものが食べられたんけれどいたしかたありません。30分掛けて着いた関宿にいた時間、20分程度。そんなことも、たまにはあるのかな。

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   ↓灯りのところに "堺町" ってあって、気になって撮ってしまった1枚。休憩室にいた父は、とても楽しそうに偶然一緒になった知らない地元の方とおしゃべりしていて^^; なんだ~?って(笑)炎天下を逃れたから、元気が出たのかも。父の特技にどこでもすぐ寝るというのがありますが、どこでもすぐ他人と喋るというのもあります。私も両方、受け継いでる気がする・・・。いいのか?

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   関宿の中に、一風変わったこんなレンガ壁もありました。近いんだし、またゆっくりきたいと思います。Sharpの工場が縮小してしまった亀山は、今じゃ新たな雇用も生まなくなってしまい、一時の勢いは遠い過去のよう。中学のころよく通った、JR亀山駅から亀山中学校への道を左にみながら、四日市方面へと走って帰りました。久しぶりの運転は、やっぱり楽しいです。

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   78歳の父もさることながら、20日は母の72歳の誕生日でした。永遠の70歳って言ってるけれど、GW振りに会った母は驚くほどに痩せていて。前はぽっちゃりしていたのに、48キロになったなんて信じられません。>わたしが目標にしてる体重じゃん! 食欲も変わらないし、暑さに弱いからって言ってたけれど、少し気がかりです。わたしがしっかりしないとって、ほんと思います。

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perseus

こんばんは。
私の両親はもう少し若いですが、やはり老いを感じる年に
なりつつあるようです。それと共に長男である私がしっかりと
しなければ!という重責も勝手に感じております^^;
今回の親孝行旅の記事は非常に興味深く読ませて頂き
ました。境内や出格子の雰囲気は私も見ていて癒されます。
古い物は時代を経るたびに良い味が出ますからね。。。
by perseus (2010-09-25 01:48) 

銀狼

私は両親との二世帯住宅に住んでいるため、
それなりに顔を合わせてはいるのですが、
それでも親の”老い”を日に日に感じております。
母はもう81歳。(母の方が年上なのです)
友人が次々に亡くなっていき、母自身も寂しさを感じているようです。
親の老いを感じると、本当に自分がしっかりしなければ!
と思わされますね。。。

by 銀狼 (2010-09-25 17:41) 

kuwachan

こんばんは。
亀山市と言ったらアクオスを思い出してしまいましたが、その亀山市ですか?
趣のある素敵な町並みですね。
離れて暮らしているとご両親のことが心配になりますよね。
私の両親はもっと年上ですが、一緒に住んでいるといつまでも昔のままの両親と
錯覚してしまい、ある時「老い」にハッとさせられることがあります。
おかげさまで今のところ元気なので、私は勝手気ままに旅行に出ることができますが(^^ゞ
by kuwachan (2010-09-25 21:21) 

yukikaze

時代劇のワンシーンみたいな街並みですね。

78歳でイタリアはたいへんそうですね。
わが父も76歳で元気ですが、海外はさすがに・・・行きたいとは言わなくなりました。

78歳で海外に行く気力があれば元気なのでしょう。長生きしていただきたいですね。一緒に出かけられるときは一緒にというのがいいですね。
by yukikaze (2010-09-25 22:41) 

クリス

>perseusさん、
わたしは、遅いときにできた子供 + ひとりっこ ってこともあって、小さい頃はよく可愛がってもらいました。今はその分、返してあげたいなって思うのと、私しかいないから、しっかりしないと・・・。古いものは、みていても使ってみても和みます。歴史を刻んでますもんね。nice!をありがとうございました。

>銀狼さん、
二世帯ですか。ちょっと、羨ましいです。うちも、東京にこない?ってはなしはときどきしますが、今看てもらってるお医者さんとはなれたくないし、都会の喧騒は身にこたえるって言ってました。わたしが三重に帰ることは、シゴトを考えると考えづらいですし・・・。nice!をありがとうございました。

>kuwachanさん、
そう、アクオスの亀山市です。今は、生産が前より減ったし、中国に工場の一部を売却したんでしたっけ? そもそもの契約とちがうことから、市が誘致のために使ったおカネの返却を、シャープに求めてるようですよ。やはり、両親にはいつまでも元気でいて欲しいと、心から思いました。nice!をありがとうございました。

>yukikazeさん、
うちの父は、76歳のときにはじめて海外、イギリスへ行ったんですよね。そのときのことがとても思い出深かったらしく、帰ってきてから1年は余韻に浸ってました。けれど、去年わたしがどこにも連れていかなかったから、ことしは父がずっと行きたがってたイタリアへ・・・というながれなんです。もちろん、旅程はムリせずに、のんびりいってきます^^ nice!をありがとうございました。
by クリス (2010-09-25 23:32) 

lucksun

親孝行旅行だったんですね。ご両親ともお元気なようでなによりです。
クリスさん、三重県出身なんですか?
実はワタクシ、鈴鹿生まれです。
といっても、生まれてすぐに引っ越したらしいのですが……。
大人になってから伊勢志摩あたりは行ったんですが、
機会があればもっとゆっくり見て回りたいですねー。


by lucksun (2010-09-26 00:52) 

クリス

>lucksunさん、
え~! 鈴鹿だったんですか!! 今まで、お伺いしたことなかったですよね・・・。
近いなぁ。びっくりしました^^
三重県は地味な県ですが、奈良や京都よりも古い歴史があるし、
いついっても飽きない伊勢神宮もあるし、おすすめします!
海の幸もおいしいですしね~。
のんびりした人が多くて、本気で三重県民に悪い人はいないって思ってますよ(笑)
nice!をありがとうございました。
by クリス (2010-09-27 08:49) 

hako

親孝行ですね。いい絵と、いい話しです。
by hako (2010-09-28 09:07) 

クリス

hakoさん、
おはようございます。
両親とはたまにしか会えないし、ふだんはほったらかしなんで、
全然孝行娘じゃありませんよ~^^
by クリス (2010-09-29 06:42) 

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