ウィンターズ・ボーン (2010) USA ＜Winter's Bone＞ [film reviews]
お腹が大きくなってくるとツラいのが、椅子にながい時間座ること。今も会社にいくと、今の自分にあったベストポジションを探すのに一苦労です。足を全開にしたり、背もたれに思いっきり頼ってみたり。もう少し早く帰宅するための、シゴト術も覚えたほうが効果的だ。あと、マタニティヨガなんかも、やってみるとよさそうですね。体重も増えすぎているようだし、体もうごかさないと!
アメリカ中西部ミズーリ州のオザーク高原にある、貧しい寒村。心を病んだ母と幼い弟妹を抱え、一家を支え懸命に切り盛りする17歳の少女リー。過去に家を出奔した父が、自宅を保釈金の担保にしたまま失踪し、自宅の差し押さえの窮地に陥る。家と家族を守るために父の捜索に乗り出すが、親族はおろか村人たちさえも父の存在をタブー視するかのようにリーに冷たくあたる。
貧しい家庭、貧しい村に生まれた17歳の少女が、家族とともに生き抜くため、ときにハッタリの度胸をみせながら突き進む道の厳しさは、日本に暮らす私たちにとっては想像しがたい。しかし、彼女をうごかす信念の根底にある家族への深い愛があれば、いかなる暮らしぶりでも心だけはある意味満たされている気がして、家を失いかける状況にも悲壮感は感じられません。
とはいっても、リーがおかれる状況は過酷。家族の命運を一身に背負い、自身よりも手強い大人の敵に果敢に立ち向かう生身の少女を、ジェニファー・ローレンスが好演。貧しい寒村ゆえに生きる選択肢が少なく、絶望感漂う環境においても自信を持ち、希望ある将来を諦めずに追い続ける少女の姿には、若いとはいえ苦しい人生を経験した人としての逞しさが感じられました。
◇監督：デブラ・グラニック 『ウィンターズ・ボーン』
◇出演：ジェニファー・ローレンス 『あの日、欲望の大地で』、『ハンガー・ゲーム』
ジョン・ホークス 『陽だまりのグラウンド』、『TAKEN テイクン』
シェリル・リー 『ツインピークス/ローラ・パーマ－最期の7日間』、『キリング・フィールズ 失踪地帯』
デイル・ディッキー 『プレッジ』、『SUPER 8/スーパーエイト』
お久しぶりです。
お体に気をつけてでも映画もできるだけ見てくださいね。
by きさ (2012-08-18 21:06)
きささん、
ありがとうございます～。わたし自身も、映画の本数は落としたくないので、頑張ります( ・∀・)ﾉ nice!をありがとうございました。
by クリス (2012-08-21 20:54)