マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 (2011) UK | France <The Iron Lady> [film reviews]
一昨日、妊婦検診にいった際に、クリスマス迄に自然に産まれなかったら、(諸事情により)計画出産にしましょうと言われ、急展開を迎えました!! 予定日は1月4日だし、産休に入ってからはぐうたら映画ばかり観てましたが、さすがにせっぱ詰まって最後の準備に追われています。しかし、必要なのにどれを買おうか迷ってしまうものも多いんですよね。哺乳瓶とか、おくるみとか…。
他界した夫の幻想と生きる、86歳のマーガレット・サッチャー。市長だった父の影響から政治家を志すようになった彼女は、下院議員選挙に落選。その際に、優しく励ましてくれた実業家のデニス・サッチャーと結婚する。子供にも恵まれて幸せな家庭を築くが、政治への意欲も失わず、ついに下院議員に当選。男の世界に飛び込み、強靭な意思で政界での地位を高めていく。
マーガレット・サッチャーは、信念の人です。彼女がとった政策の結果や評価はさておき、自らが信じる道を一点のブレもなく突き進んだ人です。彼女が生きた時代に、女性としてそれをまっとうした強靭な意思には敬服する思いがします。"鉄の女" と呼ばれた所以も解りやすいですが、その代名詞を本人も気に入っていたというエピソードが、彼女自身をよく現しているかと。
今作は、そんな彼女の生き方と現在の彼女が、時間軸を前後しながら描かれています。いかにして彼女が女性初の首相となり得たか? 政治的な手腕は? といったことを検証・評価するのではなく、首相だった間に実際に起こった事件とその対応、忌憚ない発言などを映し出すことにより、彼女の人となりについてはオーディエンスに判断させる演出が、個人的には気に入りました。
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 コレクターズ・エディション [Blu-ray]
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◇監督:フィリダ・ロイド 『マンマ・ミーア!』
こんばんは。
サッチャーを演じたメリル・ストリープはやっぱりすごい女優さんですよね。
こういう映画を自由に創らせてくれるということに、感心します。日本だったら、こうはいかないのでは。
by coco030705 (2012-12-30 23:16)