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出産のこと。 [diary]

   こんかいの出産について。100人妊婦がいれば、100通りの出産があるとも言われますが、なかなか一筋縄じゃいかない出産となり、ほんとうにその通りやなーと感じました。ふつうとは異なる形の産みの苦しみを味わい、とても貴重な? いい経験をしたかなと思っています。こんな経験はもう二度とない? かもしれないので、忘備録としてブログに残しておきたいと思います。

   前にもブログに書きましたが、12月10日にいつもの検診にいった際、お医者さんから「クリスマスイブ迄に自然に陣痛がきて産まれなかったら、25日の朝から入院して計画出産しましょうか」と唐突に言われました。陣痛誘発剤を使って陣痛を起こし、まずは自然分娩にトライ。うまくいかなければ帝王切開して、27日迄にはがんばって産みましょう」とのこと。

   その理由としては、わたしが妊娠糖尿病になってしまったため、産まれてくるコが低血糖になるのを避けるために血糖コントロールをしっかりして産みましょうということと、そのとき36週だったんですが、2700グラムと比較的赤ちゃんが大きくなっていて、母となるわたしの血糖値が高いために、巨大児になってしまうのを避けることが求められていたからでした。

   結局、クリスマスイブになっても陣痛らしきものはこず(胎動だけは激しかった)、その日の夜はパワーをつけるために焼き肉を食べ、クリスマスの朝から入院準備を持って婿と共に病院へ向かいました。そして、到着したら早速、各種処置をおこない、分娩室へ通され、分娩着に着替えさせられ、点滴から誘発剤を導入、赤ちゃんの心拍を聴く機器もつけられました。

   そこからが、思いのほかながい戦いになりました。体感時間としては早かったものの、三日間、陣痛誘発剤を使ったにも関わらず、最後迄、本格的な陣痛には繋がりませんでした。一日目はただの腹痛だったものの、三日目にはけっこうな痛みと張りになってはいましたが、赤ちゃんは下がってこず、入り口も開いてこず、産まれる兆候はほぼ感じられませんでした。

   分娩室に独り眠る夜は、とても不安でした。日中は婿がずっと付き添ってくれ、一緒にスクワットしたり歩いてみたりしていましたが、産まれそうもないため夜は家に帰ってもらいました。そして、その日も出産に至らなかった二日目の夜に、お医者さんにあたらしい選択肢を提案されました。「明日の誘発がもし失敗したら、一度、家に帰って出直しますか?」と。

   さいしょの予定なら、三日やってダメだったら帝王切開でした。ただ、私の場合、破水もしておらず、胎児の心拍も正常なため、医学的にどうしても帝王切開が必要なケースじゃない。それなら自然分娩を諦めてしまうのはもったいないという考えでした。お医者さんに一時間ほど時間をもらい、婿とはなし合いました。明日、帝王切開か、後日、自然分娩か…。

   (後日、続きます)

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coco030705

こんばんは。
やっぱり出産って大変ですよね。妊婦糖尿病なるものがあるんですね。
昔は出産は命がけだった。本当は今でもそうだと思います。
クリスさんのお子様が無事お生まれになって、ほんとうによかったですね。
by coco030705 (2013-01-10 21:43) 

クリス

ココさん、
今では医療の発達もあって、いろんな選択肢がありますが、昔はどうしてたんだろう?って思います。それこそ、命がけの度合いが今よりもずっと高かったんだと想像できますよね。無事に出産できて、ほんとうによかったです。その一言に尽きます…。nice!をありがとうございました。

by クリス (2013-01-11 23:15) 

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