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アンコール!! (2012) UK | Germany <Song for Marion> [film reviews]

   14日より、広島・山陰地方へ旅に出ます。最新の『ウルヴァリン:SAMURAI』はまだ観れていませんが、ロケ地となる鞆の浦をまわり、念願だった『天然コケッコー』のロケ地、島根県浜田市・太田市あたりにもいく予定です。もちろん、世界遺産石見銀山や遷宮の年となる出雲大社にも。父の故郷、津和野にも寄って、津和野城跡や日本五大稲荷の一つ、太鼓谷稲成神社にもいきます。たのしみ。

   ロンドンに暮らす頑固老人アーサーは、妻マリオンの看病に明け暮れる毎日。マリオンは明るくて友達も多く、地元のシニア合唱団にも積極的に讃歌していたが、気むずかしいアーサーは合唱団の仲間と打ち解けることもできず、悪態をつくばかりだった。一人息子とも疎遠になっていたアーサーは、この年になって変わることなんて無理だと頑だったが、そんな折、マリオンのガンが再発する。

   妻への熱い想いを胸に、寡黙な老人が一世一代の賭けに出ます。疎遠な息子へはやさしい言葉ひとつも掛けられず、寂しさを埋めてくれた合唱団のコーチやメンバーにも、まだまだ悪態をついてしまう頑固者アーサー。日本にも自称暴走老人なる方がおりましたが(笑) アーサーもまた、人生はじめての暴走、いや暴挙に、計らずも自身を向かわせてしまいます。テレンス・スタンプがはまり役です。

   ストーリーは、どこか観たことがある、聞いたことがある内容でしたが、テレンスをはじめとした役者の妙と、老人合唱団 (その名も「年金ズ」(笑)) が謡う、激しい歌詞を持つロックンロール曲が大いに笑いを誘い、後味爽やかな作品でした。それにしても、『シャロウ・グレイブ』のクリストファー・エクルストンは、みる影もない程に髪が薄くなっていました…。本気で別人?って感じです。

still_Song_for_Marion.jpg

◇監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ 『アンコール』(監督/脚本)

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きさ

テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレーヴのふたりをはじめ俳優陣の演技はいいのですが、正直演出と脚本はちょっと弱い印象でした。
とはいえ良い映画でした。
気難しい老人を演じるテレンス・スタンプがいいですね。
74歳、まだまだ活躍してほしいです。
合唱団の指導をする若い女性役のジェマ・アータートンも良かったです。
by きさ (2013-09-19 06:03) 

クリス

脚本に目新しさは全くありませんでしたが(最後は強引でしたね)、主演二人と脇役の俳優さんたちもみんなよくて、結果オーライでした。
テレンスは、『イギリスからきた男』のような渋くて寡黙な役がぴったんこですが、『プリシラ』のようなぶっとんだ姿もみたいです。nice!をありがとうございました。
by クリス (2013-09-23 21:53) 

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